管理人は「防衛省『市ヶ谷記念館』を考える会」の共同代表をしていますので、青木書店刊「東京裁判ハンドブック」など東京裁判関連の本が書棚にあります。しかしA級戦犯容疑者として1946年3月1日GHQに逮捕された阿片王・里見甫の名前がどの書籍の「A級戦犯容疑者名簿一覧」には記載していません。「謎」ですね。
田中利幸、ティム・マコーマック、ゲリー・シンプソン編著 大月書店刊「再論 東京裁判 何を裁き、何 . . . 本文を読む
「謀略の昭和裏面史」から
管理人が加筆しました。
影佐禎昭中佐自宅跡(管理人が撮影 2018年12月)
里見甫が「宏済善堂」のオフィスにしていたピアスアパート(管理人が撮影 2018年12月)
(続く)(戻る)
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新潮文庫 佐野眞一著「阿片王 ―満州の夜と霧―」の「第八章 孤高のA級戦犯」から、「東京裁判に関係する阿片と里見甫」についての部分を抜粋します。
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上海から帰国してまだ半年も経たない昭和21(1946)年2月末、かねてから 里見の行方を内偵中のCIC((米陸軍情報部)は、里見の京都の隠れ家を突きとめ、戦中に於ける「地下運動とテロエ作」の容疑で本格捜査に踏み . . . 本文を読む
「電通」の前身である「満州国通信社」創設を主導して初代主幹となり、上海では参謀本部第8課長「梅機関」影佐禎昭大佐に協力して、「宏済善堂」なる阿片の密売組織をつくって活躍した阿片王・里見甫の自宅が、世田谷区成城683番地にあったことでした。(世田谷区住居表示課調べ:成城6丁目17‐3が住居表示。)
世田谷区図書館から借りた書籍並びに書棚にある上海関連書籍を読み、"魔都”上海にお . . . 本文を読む
「人骨の会」(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会・代表元新宿区議川村一之)事務局の島村英子さんに「阿片王・里見甫」の墓を撮影してもらいました。
西木正明著「阿片王・里見甫の生涯 其の逝く処を知らず」には、「昭和41年3月21日夜、箪笥町寓居で家族と談笑中突然倒れ、そのまま不帰の客となった。」(注・新宿区箪笥町)
千賀元史著「阿片王一代 中国阿片市場の帝王・里見甫の生涯」には、「196 . . . 本文を読む
2023年8月17日の朝日新聞は、三面も使って「傀儡国家(旧満州国) 闇の資金源(麻薬)」を特集していた。旧満州国では国務院高官であり、A級戦犯容疑者だった岸信介についての記事がなかったのは残念である。
二面に「阿片王・里見甫」の写真がある。
管理人は、これまでも「阿片王・里見甫」についてエントリーしてきた。
島村英子さんに「阿片王・里見甫」の墓を撮影してもらいました
戦犯容疑 . . . 本文を読む
自分史・新宿区役所通り
八十歳を超え結婚50年記念を迎え自分史をBlogで作成することにした。