領土・主権展示館で、内閣府職員から推奨された書籍を古書店から購入しました。
これからジックリと読みながら、領土・主権展示館の資料と比較していきます。
原 貴美恵著 溪水社刊「サンフランシスコ平和条約の盲点」ーーアジア太平洋地域の冷戦と「戦後未解決の諸問題」ーー
終章 サンフランシスコ体制と地域紛争
本書ではサンフランシスコ平和条約の領土条項を中心軸に、同条約から派生し . . . 本文を読む
ネットニュースで「政府が領土・主権展示館を拡張へ」を見て、このような施設があることを初めて知りましたので、昨日「領土・主権展示館」を観覧してきました。
館内の内閣府職員に「北方領土」のことで、色丹島や歯舞諸島の地政学的資料があるかと尋ねましたがありませんでした。原貴美恵著「サンフランシスコ平和条約の盲点」を教えてくれましたので、早速amazonの古書を注文しました。書棚には「ポリス・スラヴィンス . . . 本文を読む
第二章 「戦後の終わり」を告げるものー対外関係の諾問題
北方領土問題(前略)
しかし、ここにおいて、世に言う「ダレスの桐喝」が行なわれる。すなわち、当時の米国務長官、ジョン・フォスター・ダレスが、鳩山(一郎首相)に先立ってソ連と交渉していた重光葵外相(当時)に向かって、「この条件に基づいて日ソ平和条約締結へと突き進むのならば、米国は沖縄を永久に返さないぞ」という主旨の発言を行 . . . 本文を読む
白井聡著 太田出版刊「永続敗戦論 戦後日本の核心」を古書店で購入して読みました。著者は、1977年生まれという若い政治学者ですが、歴史探求に深い造詣があります。
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第一節 領土問題の本質 第一章では、戦後日本のレジームの根本をなすものを「永続敗戦」と名づけ、その構造を概観した。続く本章では、「平和と繁栄」のうちの「平和」が . . . 本文を読む
日露首脳会談は、何んらの進展がなくてご同慶の至りです。ロシアは「北方領土」との定義にイチャモンをつけていますが、安倍首相も河野外相もダンマリです。「明治150年」を手放しで礼賛していますが、千島列島の歴史を何も勉強していないことが分かります。もともと、第二次世界大戦の戦後処理については、ソ連が支持した「大西洋憲章(英米共同宣言)」(1941年)でも、ソ連ものちに加盟した 「カイロ宣言」(1943年 . . . 本文を読む
世田谷ボロ市で戦前の教科書を三冊買いました。昨年買った教科書から千島列島地図を見て、>明治10年文部省地誌は「千島列島」の認識は如何に。<と記事にしました。瀬戸物屋さんがボロ市のために仕入れた「戦前の教科書」を一冊300円で売っています。軍事本は神田の古書店より高い値段でした。購入した教科書は「明治三十二年二月十五日文部省検定済 集英堂本店發賣所 新撰日本地理小學校高等科復習用」、「日本史略後編巻 . . . 本文を読む
『安倍晋三首相は26日午前の衆院予算委員会の集中審議で、ロシアとの北方領土交渉を含む平和条約締結交渉について「次の世代に先送りせず、私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つとの強い意志を共有している」と述べ、改めて交渉進展への決意を示した。 日露両首脳は「平和条約締結後、歯舞群島と色丹島を日本に引き渡す」とした日ソ共同宣言(1956年)を交渉の基礎に据えた。「四島一括返還から後退した」との見方が . . . 本文を読む
14日にシンガポールで行われた日ロ首脳会談で、北方領土問題について安倍晋三が提案を出し、「1956年の日ソ共同宣言を基礎として交渉する」ことが合意され発表された。歯舞群島と色丹島の二島返還で平和条約を締結するという、いわゆる「二島先行」論である。従来の政府の基本方針である四島一括返還を転換し、二島返還で手を打って国境の線引きをすることになった。共産党志位委員長は会見で「2島返還で平和条約は絶対やっ . . . 本文を読む
日露首脳会談で「日ソ共同宣言」(1956年)に基礎を置き平和条約交渉を加速化させると一致したことに関連して、9月24日にアップした記事を再掲します。・・・・・・・・・・・・・・極東ウラジオストクでの国際会議「東方経済フォーラム」で、9月10日、ロシアのプーチン大統領は、こともあろうに「前提条件なしの年内の平和条約締結」を提案した。そして、プーチン大統領が大衆の面前でここまで一方的なことを言い出した . . . 本文を読む
今朝の毎日新聞社説に次のような記述がある。「だが日本政府によると、この2日前の安倍首相との会談で同趣旨の提案はなかった。公の場で事前の通告もなしに披露したとすれば、外交ルールに反してはいないだろうか。」そもそも「外交ルール」なるものがあったのだろうか?幕末維新の志士たちは盛んに「万国公法」といったが「国際法」である。この「国際法」なるものも、植民地主義を是とする欧米列強が「有利な外交ルール」と言え . . . 本文を読む
朝日新聞18年9月12日(朝刊二面 「時事刻刻」)は次のような記事である。(新聞記事の赤線囲み部分)『引き金は、安倍首相の言葉だった。首相が質問を受け、北方四島での共同経済活動の協議を始めることで合意した16年12月の日ロ首脳会談に言及。領土問題について「今までのアプローチを変えるべきだと決意した」と話した。プーチン氏はこれを受け「シンゾーがアプローチを変えると提案した。そうしよう!」と言った。 . . . 本文を読む
今朝の朝日新聞に次のような記事があった。・・・・・・・・・・・・・・領土巡り福井氏また失言沖縄北方相「戦争 千島列島から」 福井照・沖縄北方相は1日、北海道中標津町で開かれたシンポジウムで「千島列島で始まり、千島列島で終わった太平洋戦争」と語り、北方領土は千島列島に含まれないとする政府見解と異なる発言をした。シンポ後の会見で指摘された福井氏は、誤りを認めた。 太平洋戦争は1941年の開戦時、択捉島 . . . 本文を読む
ブログ記事『尖閣諸島(竹島も)問題は海底ケーブルという軍事事情があった』をアップしたことがある。世田谷ボロ市の古書店で買った>明治十年文部省刊行・師範學校編輯「日本地誌略」<には「琉球國三郡」「琉球藩全圖」が見える。文中には「支那人ハ・・」が幾つかあるので「明・清の時代」から漁業やアホウドリ狩りの船舶目印や、台風荒天の避難港としてきた交流の歴史が「島嶼の名称」に表現されていると思考される。「尖閣諸 . . . 本文を読む
「世田谷ボロ市」の古書店が、戦前の教科書を一冊300円で売っていましたので、明治時代の日本史、地誌の教科書を探し出して買いました。明治十年文部省刊行・師範學校編輯「日本地誌略」には全千島列島も描かれている「北海道全圖」があります。明治8年に締結した「千島樺太交換条約」によって中千島・北千島も「日本固有の領土」となりました。「四島返還」の屁理屈は国際的にも通用せず、千島全島の返還をロシアに堂々と求め . . . 本文を読む
世田谷ボロ市古書店が、戦前の教科書を一冊300円で売っていましたので、明治時代の日本史、地誌の教科書を探し出して買いました。「明治七年文部省刊行・師範學校編輯日本地誌略巻之一總論」を画像でアップします。 . . . 本文を読む
自分史・新宿区役所通り
八十歳を超え結婚50年記念を迎え自分史をBlogで作成することにした。