過日ブログ記事「九段会館について財務省に陳情を提出」をアップしましたが、関東財務局東京財務事務所は、日本遺族会に対して「貝塚と三つの石碑」付近の草刈りをするように指示してくれました。電話連絡の際、担当官に九段会館の処分について聞いたところ、当方としては情報の持ち合わせはないと言っていました。
ネット検索をすると『2014年05月15日(木)◆政調、厚生労働部会 8時(約1時間) 706 議題:財団法人日本遺族会に対する国有財産の無償貸付に関する法律の一部を改正する法律案(議員立法)について(法案審査)』とヒットしたので、自民党本部の政調会に電話をしたところ「事務方としては分からないので担当をしている盛山正仁議員に聞いて下さい」と言われました。22日衆議院議員会館の盛山室に電話をしたところ、秘書は大阪出張なので明日(23日)盛山議員から電話をさせますと言ってくれました。電話を待っていたのに来ませんでしたので「九段会館について財務省に陳情」文書をFAXしておきました。
ところが今朝の東京新聞に『新たなビルを建てるため、自民党は敷地を日本遺族会以外の民間事業者にも有償で貸し出せるよう関連法改正を検討し、二十三日の党総務会で改正案が了承された。改正案は野党にも賛同を呼び掛け、議員立法で今国会の提出を目指す。会館建物は事業者負担で取り壊す。民間が新築する建物の一部を政府が土地賃料の対価の一部として取得し、日本遺族会に事務所として無償で貸し出す。」とありました。政調会と総務会で改正案が了承されたようなので、盛山議員から管理人に電話が出来ないのだと理解しました。
当時の鳩山邦夫総務大臣の一言で東京中央郵便局が一部保存され、JPタワービル(商業施設はKITTE)となり低層棟と高層棟から構成、旧東京中央郵便局の保存部分は免震構造で構造躯体を保存しています。また第一生命館も外壁部分が保存され、マッカーサー元帥の執務室も保存されました。このような実例を考えたときに、九段会館も外壁を保存したビル建設が出来ないのか「研究課題」にしたいと考えています。
自民党の尾辻秀久議員や日本維新の会の平沼赳夫議員ら「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」は屋上にある靖国神社の「権殿(護国神社)」と「天皇御展望所」石碑の扱いをどの様に考えているのでしょうか。彼らも靖国神社の付属地に建設された旧軍人会館という「重要文化財」を簡単に解体する法案に賛成するとは考えられませんね。