葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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新宿区長からの回答

2009年02月23日 | 新宿日誌

さる1月21日に中山新宿区長に送信したメールに回答がありました。

20新区広広聴卜第558号
平成21年 2月 19日
長谷川 順一  様
新宿区長 中山 弘子

「平和マップ」他について

メールを拝見いたしました。
日頃より、新宿区政にご理解をいただきありがとうございます。

 平和マップについては、新宿区平和都市宣言の趣旨に基き、多くの方の意見を参考にさせていただき、学識経験者等専門家の意見も踏まえて作成いたします。

【赤字は質問内容】

【まず初めに、お礼を申しあげることがあります。それは私ども新宿平和委員会が、長年要望して参りました「新宿平和マップ」が来年度予算に計上されたことです。
内容については、学識経験者などの意見を聞きながら編纂するとのことですが、新宿平和都市宣言の趣旨を踏まえると共に、
新宿平和委員会など区内の平和に関心をもつ区民の意見を汲み上げて頂くよう要望いたします。】

 次に、都庁および区内の駅構内に、新宿区文化観光コーナーを設置及び区内の産業品や
菓子類を販売するご提案についてお答えします。
 区では、第一次実行計画で、来街者に対して新宿の魅力を発信し、観光スポットへの誘導・案内等を行うための観光案内拠点を、駅やホテルなど民間施設との協力の下に、平成21年度から段階的に設置し、情報発信の拠点としていくことを計画しています。
 ご提案いただいた区内産業品等の販売について都庁及び駅へ問い合わせました。その結
果都庁では、「都庁1階の東京観光情報センター販売コーナーでは、販売が都の指定伝統工芸品に限定されていることから、区内産業品や菓子類の販売を行うことは制度的に難しい」との回答でした。
 また、駅構内における区内産業品等の販売コーナーの新設については困難であるとの回答を鉄道事業者から得ています。
従って、貴重なご意見ではございますが、都庁及び駅での区内産業品等の販売は、難しいと考えます。

【先の日曜日に、江戸東京博物館で特別展「珠玉の輿」を鑑賞してきました。(画像はそのチラシ)その際に気が付いたのですが、1階に「墨田区文化観光コーナー」があり、区内産業品や菓子類を販売していました。都庁展望室の売店や東京都観光コーナー、JR新宿駅や私鉄駅構内にも「新宿区文化観光コーナー」を設置させてもらい、新宿歴史博物館で販売している「簪」や「手ぬぐい」だけではなく、「追分だんご」「花園饅頭」「中村屋の月餅」も販売するようにしたら如何でしょうか。】

 最後に、馬水槽についてお答えいたします。
 本件については、1月13日に、長谷川様から、文化財を所管する文化観光国際課に直接ご連絡があったため、同課から馬水槽の所有者である東日本旅客鉄道株式会社(以下JR東日本)に連絡を入れ、現地の状況等を確認するよう申し入れを行いました。
また、1月20日には、文化観光国際課の担当職員がJR東日本東京支社営業部企画課を訪問し、「馬水槽は区指定文化財であり、多くの人に知ってもらい、親しんでもらうことが大事である。」旨を改めて申し入れ、一般の方が鎖で近づけない状況について、改善していただくようお願いしたところです。

 これについて1月27日にJR東日本から、「鎖の配置を工夫し、馬水槽及び説明標柱が見られるよう対応する。この鎖の管理を行なっている会社と早速調整する。」との回答を得たところです。
 また、馬水槽は昭和39年に東京都水道局から日本国有鉄道(現JR東日本)に寄贈されたものです。当時、新宿駅のシンボルとして一般公募により全国3万通の応募の中から「みんなの泉」と名づけられ、馬水槽脇の銘板には「この地に永久に残ることになった」と記載された経緯もあります。
 より多くの人に文化財としての馬水槽を見てもらう観点から、移設についてのご提案をいただいたところですが、設置の紳並びにJR東日本から規の回答を得ていることから、当面、JR東日本の対応の推移を見守りたいと考えます。

【次は、新宿区有形文化財「馬水槽」の移設についてです。
【ロンドン渡来の馬水槽】1973年発刊・芳賀善次郎著「新宿の散歩道」から
『駅ビル前にもどると、一段高い緑地に赤い大理石でつくった「みんなの泉」(馬水槽)があり、区の文化財である。
東京の上水道育ての親、中島鋭司博士が、明治三十四、五年ごろ、欧米諸国を視察した時、ロンドンの水槽協会から寄贈されたもので、現在では世界で三個位しか残っていないという。
上部は馬の水飲み場、下の水槽は犬や猫の水飲み場、その裏側が人間の水飲み場となっている。最初は有楽町の旧水道局前で使用されていたものだが、昭和初年に使用不能となり
三十二年四月には地下鉄工事のため淀橋浄水場内の事務所前に移転され、浄水場撤去によって三十九年九月にここに移されたものである。』

私が参加するシニアネットのオフ会は四ッ谷大木戸、内藤神社、お岩稲荷神社、西念寺など区内の文化財を案内してきました。歴史散策後は、「どん底」でジャズライブの新年会を開くのが恒例となっております。
今年の歴史散策は新宿駅東口前の「馬水槽」から始め、淀橋浄水場跡を案内したいと思いました。
1月12日(祝)午後1時30分に集合となっていますがアルタ前には1時に到着し、イベント広場を見ると「祝・成人式」の看板がありこれからイベントが始まりそうでした。管理人は急いで会場に行き、スタッフの一人に何時からこのイベントが始まるのか聞いたところ、午後2時オープンで、主催者は日清食品である事を教えてくれましたので、そこにある「馬水槽」を見学したいので責任者に取り次いで欲しい旨を伝えました。
暫く待たされましたが、私が責任者ですという青年が現れたので、
管理人がこれからシニアのオフ会の「歴史散歩」で、歴史文化財である馬水槽の説明をするので、仕切りの鎖の中に入れて欲しいと頼みました。するとその青年は「日清食品から依頼され、このイベント使用の手続きを新宿警察署に申請をし、この鎖から中を使用することを許されている.。仕切り線の中に入ることは絶対に困る。新宿警察署の許可書を見せましょうか。」と剣もほろろで、意気猛々しい不遜な態度でした。2時からのオープンと聞いている。1時半にアルタ前に集合して直ぐに見学\するから邪魔にならないと思うから入れてくれと懇願をしました。するとそれならば5分間だけなら良い言ったので、20人の見学なので10分にしてくれとさらに粘ったが、5分でも譲歩しているのだからダメだというので、ここで大げんかをするのも大人げないと思い、5分間の条件で引き下がりました。別れる際に念のためにその責任者の青年と名刺交換をしました。
1時30分にシニアのメンバーが集合し、直ぐに引率をして会場前に行きました。暫く待たされてから、ステージ上手の方の鎖から誘導され、馬水槽の前で各人がカメラで撮影をし、そこそこにして外に出た。なんでこんなに肩身の狭い思いをしなければならないのか、腹立たしい思いを胸の奥に閉まい、次の見学ポイントである「西條八十の詩碑」を案内をしました。
翌日、主催者の日清食品ホールディングス。イベントを委託した電通の下請け会社「株式会社サニーサイドアップ」。馬水槽とイベント広場の所有者である、JR東日本東京支社事業部企画課と委託会社「映広企画」。新宿区地域文化部地域文化観光国際課。新宿警察署に電話して、各部署における「文化財保護」にたいする認識の問題点が明らかになりました。と同時に、新宿警察署交通課の担当部署に電話をして分かったことですが、許可書には、「区画」「面積」の許可条件はなく、一般通行者の安全対策だけが条件であることだけでした。それにもかかわらず「警察の許可書があるのだ」と詰め寄ってきた若いディレクターは、警察という「虎の威」を借りれば一般市民は大人しくなるだろうという、イベント業界特有のさもしい態
度を強く感じとりました。
以上の体験から考察したところ、世界に三つしかない貴重な文化財「馬水槽」を現在の場所から「馬水槽」に相応しい場所に移設することが一番望ましいと考えました。
新宿ステーションスクエアーの使用料金は平日で450,000円土・日・祝日は580,000円という高額ですので、利用者側にすれば文化財に配慮するより、少しでも面積を広くしたいと考えてしまうのでしょう。
都民が馬水槽を見学するために馬水槽を現在地から別のJR東日本敷地の駅前広場に移設してもゴミや吸い殻を捨てら、傷を付けられる恐れもあります。
そこで馬水槽を下記に移設することをご提案しますのでご検討下さい。
①「水道発祥の地」碑がある住友ビル
②「玉川上水記念碑」などがある四谷庁舎敷地内
③新宿御苑横に復元する「玉川上水」が竣工したときに立てられる予定の「説明板」横】

この度は貴重なご意見ありがとうございました。
今後とも、新宿区発展のため、ご意見ご要望をお寄せください。

【担当課】
 平和マップについて
総務部総務課総務係
電話:5273-3505
 文化観光コーナー等の設置及び馬水槽について
地域文化部文化観光国際課文化観光国際係電話‥5273-3504
           文化資源係 電話‥5273-3563

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