昨日、仕事を早めに終えさせていただき、ちょっと出かけてきました。
東海大学短期大学部 食物栄養学科 で一般市民向けに講座を開催。
「フードサイエンス ~食の扉~」と題して
今回は、「食べ物を介して人に移る悪玉ウイルスや細菌のお話し!」でした。
今、話題の腸管出血性大腸菌O111による食中毒の話題も当然含まれておりました。
私も専門学校時代は、衛生学を学びましたが・・・15年以上前になりますと
菌もウイルスも進化しているようです。
腐った食物が中毒になるだけではなく、人間の嗅覚や味覚だけに頼るのは危険らしいです。
科学の進歩した現代でも、菌やウイルスをゼロにすることは難しいようです。
☆ しっかり手洗いをする。
☆ 正しい調理法。
☆ 調理器具などを清潔にする。
やはり、各自注意することが重要のようですね。
また、免疫のない人は危険と思われるものは食べない。
それから、菌、ウイルスが腸に付着しやすい体質の方もあるそうです。
このお話を聞いて、私がしている経絡治療、鍼灸の世界でも似た考えだと思いました。
同じ食物を食べても、中る人もいれば、中らない人もいる。
これは、体質もあり、また免疫力が落ちている場合もあります。
例えば風邪でも、
咳が出る人、熱が出る人、鼻水が出る人、お腹を壊す人、筋肉痛になる人・・・
その方によって、同じ風邪でも症状が違いますし、治療に使うツボが違ってきます。
鍼灸師ならば誰でも知っている特効穴、
食中毒と言えば、 「裏内庭(うらないてい)に多壮灸(たそうぎゅう)」
しかし、今回のO111のような急激な症状にはいかがか? と思いますが・・・
兎に角、普段から十分な睡眠、適度な栄養と運動で体力、氣力を備えておきましょうね。
それでも体調が優れない方は、
定期的な鍼灸治療をお薦めいたします。