先日の5月21日(土)の夜から22日(日)にかけて、坐禅会に行ってきました。
掛川市子隣の嵩山 少林寺、井上貫道老師様にご指導いただき、17年になるでしょうか?
プロフィールにも書きましたが、私は引っ込み思案で、
どちらかと言えばマイナス思考だったのでずが、
合氣道、氣の世界に出会いプラス思考、前向きになっていきました。
しかし、前向きに考え、行動することに時にはムリを感じることもあり・・
悶々としていたところ、老師様とご縁をいただきました。
一般的に、プラス思考で前向きなことが良いこと、のように思われていますが、
私の前向きに生活することへのスッキリしない思いを、質問しましたところ、
「そのままでいいんです。」というお言葉でした。
その時は、「そのまま ?」と、意味がさっぱりわからず・・・? ? ?
それから、禅に引き込まれていき、今に至っております。
また、坐禅で坐ることは、足がしびれ辛いイメージがあると思いますが、
正しい姿勢で坐りますと、肩こりも取れ、体調が整います。
今回は5炷(1炷、40分坐り、10分位歩く禅の経行をします)坐ってきました。
朝は読経(約60分)、朝食はお粥、そして作務(お掃除 約60分)、
昼食は奥様の美味しい野菜たっぷりの手料理。
また、坐禅や生活上の疑問点を独参といって、老師様に個人的にご指導いただけます。
というように、読経は呼吸法になりますし、作務は運動。
お食事も野菜たっぷりで満足感がありますし、身も心もスッキリ。(^o^)
自然に健康法にもつながっています。
季節がら、夜は蛙の声、朝、昼は鳥、虫、風の音が聞こえ、
まだ新緑の薫りも残っていましたので、森林浴気分も味わえました。
因みに、坐禅の坐る姿勢も大事ですが、足の痛い方は椅子でも良いし、
極端な場合、行住坐臥、何をしながらでもできるんですよ。
是非、1日5分からでも、坐ってみませんか?
家で坐る場合は、
座布団を半分に折り、そこに腰を起こして座り、脚を組んで、目を半眼に開けて
1メートル程先を見ています。
肩に力が入らないようにし、呼吸は普通に楽にしています。
坐っていると、
いろんな思いがフツフツと湧いてきますが、氣がついたら放っておけばよいです。
きっと先ほどの思いは消えてないことに氣が付くと思いますよ。
坐禅は無になる、何も考えない、思わない。と思っている方が多いと思いますが、
思いは湧いても手を付けない。と・・・話が難しくなってしまいましたね・・・
私は、坐禅に出会って本当に身心共に楽になりました。
左下は山門への階段。 左中は山門から本堂。 左上は本堂。
右上は本堂から山門の景色。 下中央は禅堂外観。 下右は庭の蓮と象の置物です。