昨日、夜遅く12時近くになって旅から帰ってきた。一昨日は仙台泊まりであった。青森、仙台と2泊したことになる。
昨日は景勝の地、松島へ行った。松島へ行く頃になって前夜からの雨もやっとおさまり、何とか天気は持ちこたえた。夕方には晴れ間も覗いた。松島では瑞巌寺、隣の塩釜では塩釜神社を見物した。見学というほど学んで見ていない。どちらも想像した通り立派なものであった。塩釜神社には夜にしか時間が取れず、日が暮れて訪れたのだが、これも幽玄さが出てよかったのである。だがこの頃にはこちらがかなり疲労していた。海難神社の系統かと思っていたら、社務所にそれらしき張り紙がしてあったから、やはりそうなのだろう。地方の大きな漁港には、近くに意外に大きく立派な神社があったりするのは、こういうことにもよるのかなと思った。松島も塩釜も海からの有形無形の贈り物に支えられ、基本的に豊かな街なのだなと感じた。
13日のblogで安藤忠雄の字を間違えた。安藤を安東としてしまったのである。ああ、なんてこった。しかし、訂正したので今は直っている。そこはしばし意識した末、揺れる列車の中で注意深くselectしてこれである。どうしようもない。安藤と安東は私の中では、安藤が多く一般的、安東は少数珍しい、という印象で、その時は、安藤忠雄と来ればチョー有名、希有な人、という印象が頭を占めており、「安東」をかなりの自信を持って「クリック」してしまったのである。なんということだ。しかし、世界の安藤を親指一本でチョンとやるだけなのだから、最初からそんなものなのだ、と思った次第。
今回、三内丸山と並行して、青森県立美術館(建築として良いと思った)、移動後、仙台メディアテ-クなどを観た。行って観て、良かったと思う。
青森県立美術館:シンプルな構成、といった感じ。良いと思うが、病院のような臭いがする。歩いていて楽しい。迷路のようだ。吉村作治、エジプト展をやっていた。
仙台メディアテーク:建築的に、やっていることは分かるが、すぐ飽きる。ここもどういう訳か病院のような臭いがした、実際に。最初から意図して排除しているのかもしれないが、空間に色気、ムードが無い。訪れたときの良い印象が、すぐ引いていった。
東北の旅、行って良かったと思う。