Kunst und Kultur ohne Grenzen(国境なき芸術と文化)の清水一弘様より力強いメッセージを頂戴しました。
同社こそ聖シュテファン大聖堂で行われる全ての演奏会をマネージメントする(即ち、唯一の)事務所であり、2009年1月のシュテファン大聖堂主催グランドコンサートでモーツァルト「レクイエム」を指揮させて頂いた時からのお付き合いです。
今回の2017年12月5日公演の出演者選定は激戦だったとのことですが、上記2009年の演奏の成功が大きな理由であったと聞いております。
清水様からのメッセージには、モーツァルトの命日にレクイエムを演奏することの意味やコンサートの概要などが記されておりますので、ここにご紹介させて頂きます。
それにしても、ウィーンでモーツァルト「レクイエム」を3回も、しかもシュテファン大聖堂で2回、ムジークフェラインで1回指揮することができるなんて、
ライプツィヒ聖トーマス教会でバッハの「ロ短調ミサ」と「マタイ受難曲」を指揮することと併せ、自分は幸せ者だと思います。
なお、下の写真は、グランドコンサート終演後、レセプション会場にての撮影です。
Kunst und Kultur ohne Grenzen(国境なき芸術と文化)
http://www.kunstkultur.com
福島 章恭先生の指揮によるモーツァルトのレクイエムを
2017年12月5日夜中零時より
聖シュテファン大聖堂の中央祭壇で
モーツァルトの亡くなった時刻に演奏して頂くことが
正式に決定いたしました。
モーツァルトの命日の亡くなった時刻に、
聖シュテファン大聖堂でレクイエムを演奏されたい
世界中の団体からオファーがあり、演奏できるかできないかのお返事に
かなりの時間がかかってしまいました。
ウィーン市内だけで、5団体の合唱団からオファーがありました。
福島 章恭先生は、2009年1月24日に聖シュテファン大聖堂主催による
グランドコンサートにてモーツァルトのレクイエムを演奏して頂き、
大成功を納めて頂きました。
私は今週から出張でウィーンを3週間離れるので、
今年内には良いお返事ができないかも!と思っていたので
昨晩、演奏決定のご報告が出来て本当にうれしかったです。
福島 章恭先生はモーツァルトを敬愛されていらっしゃるので、
モーツァルトの魂へ捧げる演奏をして頂きたいです。
モーツァルトの亡くなった時刻には、世界中からモーツァルトファンが、
聖シュテファン大聖堂に集結いたします。
1791年12月5日0時55分
モーツァルトは享年35歳の若さで亡くなり、
聖シュテファン大聖堂で葬儀を行いました。
聖シュテファン大聖堂では、モーツァルトの魂に捧げる為、
彼のレクイエムを毎年12月5日
夜中0時から中央祭壇で演奏し、0:55に終演いたします。
曲が終わる度に、大聖堂内の明かりを一つづつ消していき、
終演直後に大聖堂内は真っ暗になります。
もちろん、拍手なしです。
そして静寂の中、祭壇の後方から
聖職者達がマントを羽織り
鐘を鳴らす方、十字架を持つ方、
光を灯す方々がモーツァルトの魂に祈りを捧げる為に
大聖堂内をプロセシオン(聖行進)いたします。
モーツァルトのご自宅から大聖堂まで遺体を運んだ際、
当時使用された本物の鐘とカズラ(マント)
ロウソク立てで聖行列を行います。
聖シュテファン大聖堂ならではの
雰囲気を存分に味わって頂けると思います。
モツレクのシチュエーションは、
すべて揃っています。
私は2009年の時よりも、
若干ですが経験を積んで進歩していると思います。笑
聴衆動員力、スターソリストのキャスティング、
地元合唱団とプロオーケストラとのコンタクト等、
私にすべて任せておいてください。
アマデウスは永遠に不滅です。
Das Herz adelt den Menschen.
1781,Wien W.A.Mozart
聖シュテファン大聖堂専属音楽事務所
Kunst und Kultur ohne Grenzen
Area Consultant
清水一弘拝