福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

今日は何の日?

2014-11-20 09:31:52 | 日記


今日は何の日?
そう、ぐりとぐら記念切手の発売日。

というわけで、長岡のホテルから徒歩10分弱、長岡郵便局に行って参りました!

物凄い行列ができやしないか? とか、長岡に割り当てがあるだろうか?など心配しましたが、朝9時に到着すると、ボクの前に並ぶは4人だけ。在庫もまだまだあるようでした。

ぐりとぐら、これは、心の郷愁ですかね。やや感傷的にもなってしまいます。何度読まされた・・、否、読んだことか。

1シートは我が家で使うため、もう1シートはプレゼント用、最後の1シートは額装して部屋に飾りたいくらいですね。

評伝フォーレ 旅の友

2014-11-20 02:09:20 | レコード、オーディオ



フォーレの人生も音楽について、まだまだ知らないことの方が多いなぁ、ということで、この本を旅の友としている。

評伝フォーレ 〈明暗の響き〉
J.M.ネクトゥー著
大谷千正・監訳 日高桂子、宮川文子・訳 (新評論)

著者のネクトゥーは、レクイエム第2稿の編者としても知られる音楽学者で、仏語の原書は1990年、日本語版は2000年の刊行。
A5版 ハードカバー 920頁を超える大著ゆえ、持ち歩くには些か重たいけれど、読みながらフォーレの素顔に近付けるようで嬉しい。

フォーレほどの才能がありながら、名声を得るまでの暮らしが、相当に厳しかった話などを知ると、ある意味、勇気を貰える。彼が雑事に追われ、思うように作曲の時間を工面できなかったことを知ると、レッスンや締切に追われている自分など、まだまだ恵まれていると慰められるのだ。

晩年の聴覚障害についても、よく知らなかった。実際に成る音が違うピッチで聴こえるなど、音楽家にとって悲劇である。

そういえば、オペラ「ペネロープ」にも、まだ、きちんと向き合ったことがなかった。近々聴いてみるとしよう。