福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

火口のど真ん中に立つ

2016-05-18 15:13:36 | 旅行




鹿児島県姶良市蒲生町にある米丸マールとは、約7,500年(縄文時代)に火山の火口だったところ。直径約1km。長い年月をかけて堆積物が積もり、いまは田んぼとなっている。

今日はそのど真ん中に立ち360度を見渡してみた。すると小高い山というか丘に囲まれ、なるほどここは火口の中心である、ということが体感できた。実に雄大な風景であり、地球の壮大な歴史を偲ぶこととなった。





その活発であった火山活動の名残が米丸温泉である。設備も古く、浴槽も洗い場も甚だ狭いが、この湯は確かで、特に皮膚病、怪我への効能は絶大なものである。かつては、西南戦争に傷ついた兵士たちの心身を癒やしたという。



因みにこの米丸マールは、国により活火山と指定されているとのこと。末永く何事も起きないことを祈るばかり。