福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

懐かしの原稿 ~ スウェーデン放送合唱団2001年来日公演に寄す

2017-01-24 23:59:46 | コーラス、オーケストラ


スウェーデン放送合唱団のことを調べる必要に迫られ、何か資料はないか? とあれこれ、本棚を探していたら見つかったのがこれ。

富士ロゼシアターの機関誌「ロゼ」に2001年夏に寄せた我が記事。何が貴重かというと、その3年前、1998年の来日公演に際し、当時の音楽監督カリユステさんとマネージャー兼歌手のアンダーソンさんに行ったインタビューが記録されているのである。

このページの元となった某音楽誌のインタビュー記事そのものは、残念ながら行方知れずになってしまったが、こうして、そのエッセンスだけでも思い出すことの出来たのは大きい。



それにしても、16年前の自分は若いなぁ。いまでも若いつもりでいたけど、着実に歳をとったことを思い知らされた(笑)。もう少し身体を労らなくては。

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富士ベートーヴェンコーラス第8期コンサート終了

2017-01-24 00:04:09 | コンサート

富士ベートーヴェンコーラス第8期コンサートは無事に終了しました(写真提供: 吉田敏幸さん)。

今回は、はじめてロゼシアター小ホールでの演奏となりました。響きの豊かな大ホールとの違いに戸惑いながらでしたが、東京ジングフェライン、長岡混声合唱団らからの助演を得て、なんとかステージを全うすることができました。

音楽的な完成度は別に、さまざまな困難を経て迎えた本番だけに、団員諸氏には感慨深さも一入だったはずです。

ブラームス「ドイツ・レクイエム」ではソリストのお二人が素晴らしかった。

バス・バリトンの篠部信宏さんとは、過去にヘンデル「メサイア」、バッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」などでも共演した気心の知れた間柄。深々とした声の魅力はもちろん、テキストの読みも深く、まったく安心してお任せすることができました。

ソプラノの遠藤紗千さんとは初共演でしたが、その純粋さと強さを兼ね備えた歌唱は驚くべきもの。今回、宗教作品初挑戦だったとのことですが、今後は、バッハ、ヘンデル、モーツァルトなどの宗教作品にもご活躍を期待したいところです。

ピアノは小沢さちさんと杉山倍美さんによる連弾で、ブラームスの献身に満ちた、これまた素晴らしいアンサンブル。けっしてオーケストラの代替品でない、別の魅力を持った作品として再現されていたことを歓びます。

また、前半の髙田三郎「啄木短歌集」では、駆けつけてくださった高田留奈子先生(高田先生の奥様)よりお褒めの言葉を頂戴しました。どうなることかと心配していましたが、歓んで頂けてホッとしております。

自分自身の指揮法については、ひとつの課題をもって本番に臨んだところ、団員の皆さんには好評だったようで、この方向で良いのだ、と確信を得られたのは収穫です。長岡、オペラシティ、シュテファン大聖堂でのモツレクでさらに発展させたいと考えております。

帰宅のドライブは新東名を経由し、駿河湾沼津SAからの風景を満喫。気持ちの良い風に吹かれながら、美しい余韻に浸ることができました。

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