懇意の音楽愛好家、遠藤啓輔(京都フィロムジカ管弦楽団)さんより嬉しい手紙が届きましたので、お知らせします。ご本人も是非多くの方に伝えたいと、転載を了承してくださいました。
わたし宛ての手紙ですので、合唱を中心に書かれていますが、もちろん、マエストロ、ソリスト、オーケストラなどにも感動されていた模様です。
福島先生
昨日、一昨日と、素晴らしいバーンスタインをありがとうございました!
悩み迷い苦しむ等身大の人間としてのバーンスタインの姿と、そうした苦悩を経たからこそ説得力を持つ崇高な未来への希望に、大いに共感できました。
そうした総合芸術を、合唱団がしっかりと支えていたと思います。明るいリズムの盛り上がりだけでなく、和声の稠密さや、フガートの立派さなど、多様な表現を見事に実現していたと思います。
両日とも聴かせていただきましたが、2日目は音楽の流れの太さや感情の密度の高さや子供たちの成長などが、初日以上に充実していたと思いました。
そして何と言っても、先生御自ら歌っておられたのを聴けたのは望外の喜びでした。初日、先生がご出演されているのを知らずに聴いていて、「あのユダヤ教の律法学者たちの高音は何と安定しているんだろう!」と驚愕したのですが、カーテンコールで先生だったことを知って合点がいきました。
東京でいつも会う音楽愛好者仲間たちが大挙して大阪に押し寄せ、皆、尋常でなく興奮し、幸福をかみしめながら帰っていきました。今後も尋常ならざる音楽の感動をできることを楽しみにいたしております。
京都フィロムジカ管弦楽団 遠藤啓輔