映画『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』予告編
女声合唱団スウィング ロビン第3回コンサートを締めくくるステージに、木下牧子先生の「自然と愛と孤独と」を置きました。
木下牧子先生の「自然と愛と孤独と」は、19世紀アメリカの詩人エミリ・ディキンスン女史の繊細な詩(中島完・訳)から選り抜かれた6つの詩による曲集。 ディキンスンは後半生の殆どを自宅とその周辺にて過ごしたという孤独の詩人ですが、言葉の美しさ、洞察力の深さと想像力の豊かさに於いて、まさに第一級の詩人と呼べましょう。
原詩のみならず、訳詩を朗読するだけでも、そこに完全なる美を見いだせますが、その言葉に寄り添い、心まで降りてゆかれた木下先生の音楽によって、もうひとつ別の新しい世界の創造されていることは驚くべきことです。この曲集を演奏することの団員とわたしの歓びは、客席にもお届けできることでしょう。
さて、そのディキンスンの伝記映画が今月29日より岩波ホールにて上映されます。なんという絶妙のタイミング!
ディキンスンの実際に暮らしたマサチューセッツ州アマストの館でも撮影されているというから、興奮を禁じ得ません。
映画とコンサートをセットで味わうというのも一興ではないでしょうか。
かくいうわたしも、なるべく早くにこの映画を観るつもりおります。もちろん、コンサートのある8月11日(祝・金)よりも前に。/p>
https://www.iwanami-hall.com/movie/静かなる情熱-エミリ・ディキンスン