明鏡   

鏡のごとく

木の棒を持つ男と女の夢

2009-12-14 22:08:18 | 小説
木の棒を持った茶色い髪の男が暗闇の道の途中に立っている
曲がり角のところで待ち構えて今にも殴り掛かろうとしている
自分はなぜか木の椅子を持ち歩きながら
それでその男を遠ざけている

今度は顏のない女がまた木の棒を持って襲ってこようとしているが
やはり木の椅子でそれをいなす
なぜおそわれるのかは分からないが
何かを攻撃したくてやってきていることだけはわかっている

よけてはいるものの
しらずしらずのうちに
だれかたすけて とさけんでいると
またこえにならないこえを夢と現の境でだしていることに気付き目を覚ました

さかなはおよぐ

2009-12-14 11:18:36 | 日記
さかなはおよぐ
を朝の朗読ボランティアで読んで来た
六年生の教室であったが
みなじっくりと聞いてくれていた
この さかなはおよぐ は
ぱれすてぃなの人の作った絵本で
絵を描いた方は
いすらえるの侵略後
いまどこにいるかわからないという

さかなはおよぐ(いきている)か 
およがない(しんでいる)か

を教室で絵を描く時の
こどもと先生とのやり取りであった
先生はただ概念化したさかなだけを描けばいいと言う
こどもはみずにいないさかなはしんでしまうのでみずも描いたが
とりあげられてしまい
別の紙を渡され逆さまになった死んださかなを描く
先生はそれを見て こどものなまの声を聞いて 
こどものかきたかったことがやっとわかるのだが
概念のさかなをみていないこどもの生の目が
それをよんでいる自分にも突き刺さる事でもある