ほどほどになあ

剣道の稽古に行ってるからまだおらんよ
といっても
なんども　やってくる
おともだちじゃ
あさからひるすぎまでやっとったが
さんどもよんどもやってくる
よほどあそびたいのか
おひまなんかいな
かえってきたら　
うちのまえでまっとった
やっといっしょにあそべるな
おたがいに

このまえ
きんじょのおいちゃんが
駐輪所のやねに
さんにんのおともだちとのぼってあそんどったばい
とわらいよった
うまれてちょいのねこみたいにやせたさんにんは
つらっらっと
はしっとったらしい
やねを
ぶちこわさんようになあっち　おこったけど
ほどほどになあっち　おもうけどね

もうひとりのせがれは
剣道のともだちがむかえにきて
そのまんま
きのすむまで　あそびよって
かえってこなんだった
やすみでも　やすみはないな　きみらには
ほどほどになあ

ふえのれんしゅう

ならいたてのふえのれんしゅうをしているせがれ
めのまえにたって　めをかきっとひらいて
ひといきでふいている

さよならって
独逸民謡だったんだね
かえりのかいなんかでふくんだろうな

まだきょくに　きこえてこない　さよならだ　
さあよおなあっらあ　
にしかきこえんぞな　もしかして