明鏡   

鏡のごとく

わくとゆうきたい

2013-10-12 21:10:03 | 
みえないわくがあった
それはなんどもくりかえされるうちに
やっとみつけられる
わずかばかりのさなのであるが
どうしてもうかびあがってくる
たどりつくようなわくであった

けいしきのびという
みえるようでみえないびのなかにひそむ
わくをみつけた
このわくはうつくしさをすこしづつ
さがしたものがたどりつく
みえるようでみえないわくであった

つちのなか
ゆるやかなそらとみずをふくんだもの
みえてはいるがはっきりとはみえない
やわらかくふくまれるそのどじょう
まぜないとかたくなるそのだいちを
たがやすのはゆうきたい

みみずはみのたけだけたべて
みのたけだけだして
つちをやわらかくする
みのたけだけいきて
みのたけのわくのなかをつうかする
むきしつからのゆうきたい