沈黙することの優しさ
人間は誰しも、触られたくない過去を一つや二つは持っている。
そしてそれらは、家族や親族・親友などの、より深い関係の間に
よって、より強く感じるものである。
なので、久しぶりに親族に合っても、お互いに分かっていても、
あえて口にすることはなく沈黙する。時にはお互いに顔を突き合
わせて、苦笑したり.涙を流したりすることもある。
私はこの沈黙することの優しさで、お互いの気持ちを十分に理解
することができると感じている。
逆にどんなことでもお互いのことを、親しく話し合えるほうが親
近感も強まり、親しい仲で話題をタブー視することは、強い繋が
りが持てなくなる。と考える人もいるだろう。それに対して私は
反論するつもりは毛頭ない。
ただ、私自身は「あの件のことは触れないで置こう」を思うこと
が相手への優しさと思って接しているだけで、相手も同じ気持ち
で接してくれてると感じている。よって、この沈黙することの優
しさを、これからも大切にしていきたいと思っている。