先入観は思考を狭くする落とし穴
人は誰もが、他人や物事に対しての先入観をなんとなく持っている。
そもそも先入観とは、実際の体験に先立って,ある特定の対象に対し
てもつ主観的価値判断とある。簡単に云うと、初めに知った事に基づ
いて作られた固定的な観念である。つまり、対象とする人や物事に対
するイメージのような思い込みで客観的な判断と異なるところに落と
し穴がある。
よって、先入観に捕らわれていると、行動や判断の幅が制限されてし
まう可能性があり、そして相手や物事に取り組む姿勢においても障害
となりかねないこともある。
では、先入観を払拭するためには、 実際に体験することによって、こ
れまでなんとなく信じていたものが、ただの思い込みだったか、真実
だったのかが判断できる。つまり自分の体験を優先することである。
また、先入観は一つの価値観に縛られているとも言え、多くの異なる
価値観を自分に取り入れることで、複数の視点から物事を見ることが
できるようになり、先入観という主観的なものの見方ではなく客観的
な見方を身につければ、正しく判断し行動できる可能性が高まると私
は思うのだが。