東日本大震災から10年
10年前の今日、福島・宮城を中心に日本中を震撼させた大地震と巨大
津波の影響で2万人以上の死者行方不明者が出て、今尚4万人以上が避
難生活を余儀なくされている。正に、自然の驚異を思い知らされた。
その時の映像を目の当たりにして「これが本当に現実の世界で起きてい
るのか?」と目を疑いたくなる光景が未だに脳裏からはなれることない
歴史的な大災害であった。
10年が経た今尚、被災者の魂や心が癒されていない。
直後から日本各地からそれぞれの立場で支援の手が差し伸べられた。
日本は地震大国で島国であるため津波の影響も受けやすいのは国民の殆
どは承知している。よく「あの自然災害による被害は人災だ」と言われ
ることがあるが、自然の驚異は人類の想像を絶するものも少なくない。
国として、自治体として、そして国民の一人として、可能な防止対策と
避難準備を、最大限に強化する必要があるが、残念ながらそれぞれの立
場での、その対策の強化は私自身も含めて十分であるとは思えない。
我々自身が被災者になってからでは手遅れで、可能な限りの防止対策を
国全体で再考し実施する必要性を考えさせらてた10年目である。