日本人は決して自己肯定感が低いとは思わない
日本人はよく自己肯定感が諸外国に比べて低いと云われているが
確かに、内閣府の統計調査でも、自己を肯定的に捉えている者の
割合は低い。
また、文化や学校教育にも影響されてると思うが、私はそう悲観
的には考えてはいない。
自己肯定感とは、自らの価値や存在意義を肯定できる感情である。
日本人は、他人のために自らの意思を押さえるのが美徳と云う「
自己犠牲的な精神」を持つ特異な国民性と云われるが、それは日
本人に限ったことではなく、外国人の中にも同じような考え方を
持つ人は少なくないだろう。
現代社会のグローバル化の中では、自身の存在意義を主張しなけ
れば、勝ち残っていけない社会の中で、現在の日本の国際的立場
を考えた時、日本人が特に自己肯定感が低い国民であるとは考え
られない。今後の日本を支えていく若者たちが、自分の考えをし
っかり主張でき、価値や存在意義を肯定できる社会人として多く活躍
することを信じている。