情報化社会における信頼関係構築の限界
現在は既にユビキタス社会が実現化により、各世代で様々な行動に変化
を齎した社会になった。
我々は日々の生活の中で、頻繁にインターネットを通して人と会話をし
たり、様々な情報を入手したりしている。
近年はコミュニケーションツールのSNSが急速に普及し、容易に人との
繋がりができ、友情や恋愛に発展するケースもある。
しかし本来、人間は様々な機会を通して、様々な人と顔を合わせ、旧交
を温めたり、新しい人間関係を築いたりして、人との繋がりを大切にし、
またそれが楽しみでもある。
それも近年は、そのような機会も年々少なくなってきてるのも事実だ。
人と良好な信頼関係を構築するには、自分の意見や思いを上手く伝える
能力、相手の話を聞いて共感し合える気持ちの余裕、さらには相手の意
見を尊重する視野の広さが求められる。
しかしSNSではこのような感性を持っていても文章や写真で表現するこ
とはかなり難しい。そしてそれには、かなりの表現力や文章力が必要だ。
つまり、それらの能力は個人差があり、お互いの良好な信頼関係を構築
することは限界があると私は思っている。
では、この限界を克服するには、当たり前のことだが、その人と会って顔
と顔を合わせて話し合うことが一番の近道で、このface to faceの持つ魅力
は、信頼関係を構築する上では欠かすことのできない人間の成長に繋がる
と私は思っている。
人は一人では生きていけない、人の支えと協力がその人の人生を楽しくす
る。そのためには、人と直接繋がりを持ち、共に良好な信頼関係を築いて
いく気持ちが大切だと思っている。