猜疑心を払拭するには
人間関係を上手くやっていくには、お互いを信頼し合い、正直に自分
の立場や意見を話し合える関係が望ましいが、全ての人間関係がその
ように上手くいくとは限らない。
一度、相手に疑いの心をもって見ると、その人のなんでもないことで
も疑わしく見えてくることがある。そして相手の言動や行動を疑う気
持ち、つまり猜疑心が強くなる。
そうして、相手を疑いの目で接していると、相手も自分を同じ目でみ
るようになり、所謂、腹の探り合い、とか、駆け引きをするようにな
り、到底良好な人間関係とは、とても言えなくなる。
特に利害関係のある人間関係は、このように相手を最初から疑って掛
かるところから始まることが多いと云われる。
では一度このような猜疑心を持ってしまった感情を払拭するには、ど
うしたらよいだろうか?
まず、最初から相手を疑って接する場合、相手の言動を注意深く観察
して、後でメモしておくことで何回か会う内にそのメモを自分なりに
分析し、相手の本心を見定め、それに対応することだと思う。また、
途中から疑いを持つようになった場合、必ずそのキッカケとなる疑問
点があるはずで、それを問うことで、自分自身が納得するまで話し合
うことで、誤解であったり、虚偽だったりすることはハッキリすると
思う。いずれにしても半信半疑で人間関係を続けていくことだけは、
最後はお互い傷つくだけである。