なぜ人種差別はなくならないのか?
ある方の某SNSの投稿にヒントを貰って人種差別について考えてみた。
そもそも「人種」とは18世紀後半にできた概念で、肌の色や骨格など
といった生物学的特徴と、民族や国籍といった社会的特徴を分類した
種別を意味するらしい。そしてその違いを理由に、人間としての自由
を奪うことを「人種差別」といい、近年では、そうした差別から相手
を不快にさせることを「レイシャルハラスメント」とも呼ばれている。
悲しいことに、人間には自分と異なる人を見下して優位に立とうとする
ことや、理解できないものは信用しないことで自分を守ろうとする本能
を持っている。それ故に、「人種差別」は人類が誕生してから現在まで
そして、将来に於いてもなくすることは難しいと思う。
例えば、アメリカのフロリダ州で黒人少年が白人警官に射殺された事件
を発端にSNS上で#BlackLivesMatter運動というハッシュタグが拡散され
るようになり「黒人の命も大切だ」という意味の言葉で、同様の事件は
その後も繰り返され現在もなお使われている。
では人種差別をなくするにはどうするといいのだろう?
前段でも書きましたが、人間の本性として、自分の周りが危険に満ちて
いることから自分を守ろうという自己防衛本能がある。自分とは外見が
違うとか、自分の肌色とは違う人達に対してそういった防衛的な考えが
生まれるのは、ある意味で自然なことで、そういう意味では人種差別を
解決する方法は多分困難だと思う。
つまり人間の持つ本質として、異質の者への自己防衛的な思考が自然と
生まれるので、残念だが人種差別の解決策は、私には解らないと言わざ
ると得ない。
しかし、個人一人一人が、現実を知り、違いを認め合い、無意識の差別
を意識や配慮し、理解することで人種差別や不平等を無くする一歩かも
しれないと私は思う。