東京オリンピック開催の行方
7月23日の開幕まであと100日を切った昨日になっても、その開催が
また決まっていない。最近の国民への調査では、開催方法は別とし
て、水泳の池江選手の出場内定や松山選手のマスターズ優勝や各競
技の出場内定者が次々と決まって、スポーツ界のムードが高まった
せいか、今年1月の調査を逆転して、最近の調査では「開催す
べき」が過半数を超えた結果となった。
しかし、通常のような開催は既に無理となったが、残った選択は「観
客制限開催」又は「再延期」そして「中止」のいずれかであることは
間違いない。そして最大の問題は変異株コロナウイルスの拡大傾向と
ワクチンの実施状況である。
現在は既に、第4波に入っていると云われ、国内各地で感染者の拡大が
懸念されてる中、各地に「まん延防止等重点措置」が適用され、必死で
感染者減少に努めているが、その効果はまだ未知である。「緊急事態宣
言」に拡大しないことをを祈るのみである。そしてワクチン接種も当初
の予定より、かなり遅れてるようで、これも懸念材料の一つだ。
一方、与党としても東京都議会議員選挙や衆議院選挙の政局絡みで、そ
の決断には、かなり慎重になるだろう。いずれにせよ、開催に向けて着
々と準備をしている、アスリートを始め大会関係者にとっては、どのよ
うな形式になっても是非、実施して成功させたいと思っているだろうが
私個人としては現時点では、開催は厳しいと言わざるを得ない。