老化は徐々に感受性が衰えていく⁉
私は既に両親を亡くしていて、母が一昨年に亡くなった時は、長年
一緒に暮らして、私を支えてくれたので、覚悟はしていたが、哀れみ
と悲しみは大きく,現在でも思い出して涙することがある。幸い他の
親族や友人・知人は、母の死後以来、訃報はなく安堵している。
人間、歳を重ねるごとに、喜怒哀楽を表現する度合いが薄れていく
ように言われるが、決して人間的な個性が変わる訳ではなく、感受
性が鈍くなり表現力が低下していくのだと思う。私は、まだ実感と
してある訳ではないが、今後徐々に感情の表現力が衰えていくこと
は辛いことである。
歳を取ると、涙脆くなると言われるが、何かに付けて涙ぐむ方は感
受性が豊かであるように思う。つまり個人によって大きく違いがあ
るのかもしれない。例えば今後、親族などの死に対して心から哀れ
悲しみ辛い思いを表現できることが、徐々に衰えていくことは、仕
方のないことだが残念で辛いことである。
老化は人間性の様々な「らしさ」を奪っていくものかもしれない。
それに負けないで、知能が衰えないように、日頃から脳トレを心掛
けることが大切だと私は思う。