他人と同じものを欲しがる欲望
人はよく他人が持っているものが欲しくなる欲望に駆られることが
ある。それには物質的なものから考え方や価値感や表現方法など様
々である。そして、それらを手に入れることで得られる満足感は、
手に入れた途端に、熱が冷めるように一時的な感情のようなものか
ら、その満足感により夢が叶えられ幸福感に繋がることも稀にはあ
る。
しかし、他人にあるものを欲しがる欲望の殆どは、物質的な物が多
く子供の頃によく「みんなが持ってるのに僕(私)にはない」と強
請るのと同じようで、手に入れることが目的で喜びも一時的で満足
感こそあるがそこには、幸せの欠片も感じていない。
つまり、自分自身が手に入れることによって満足感が持続し、それが
幸福感に繋がっていくものであることが望ましいと思う。
他人の持ってるものを欲しくなる欲望は誰にでもあるが、それを手
に入れたいと云う感情は、自分らしく生きるために必要なものと判
断できることが大切だと思う。衝動的に手に入れても「宝の持ち腐
れ」になる選択には注意することも必要である。