人の優しさに接した時の自らの反応
人の優しい一言や行為によって、急に心地よい優しい気持ちが湧き上
がって自分も優しく接するようになり、その時、正に「ミラーニュー
ロン」(注:1)が反応したことを直感したことがわかる時もある。
確かに、人の優しさに接した時は、自らの気持ちも癒され相手にも自
然に優しく接するようになる。
当然に自分が優しい気持ちで接しても、全ての相手が同じ気持ちにな
って反応してくれるとは限らないが、内心は気持ちの良いものだが対
人関係の苦手な人は素直に表現できない人もいる。また、何かで悩ん
でいたり、問題を抱えていたりすると、精神的な余裕がなく相手の優
しさに反応できなくなる。そんな時は、相手の気持ちを認めやさしく
癒してあげて静かに相談に乗ってあげる、ゆとりある行為が真の優し
さであると思う。
つまり 人の自分に対する言動は様々で相手の心理状態によっても変
わってくる。それより、自分自身の現在の考え方や価値観をしっかり
確信して自らの持ってる本当の心のゆとりで、人に優しく接すること
が大切だと私は思っている。
(注:1)ミラーニューロン
自分が行為を実行するときにも他者が同様の行為をするのを観察する
ときにも活動するニューロンである。単に行為の視覚特性に反応して
いるのではなく、行為の意図まで処理していることが示唆されており、
他者の行為の意味の理解・意図の理解などとの関与が提案されている。