笛吹けども国民は踊らず
今回で3度目の「緊急事態宣言」は、沖縄県を除く9都府県は今月
20日に解除となり「まん延防止等重点措置」に切り替えて実施され
るようで、またワクチン接種も地域間に多少の差はあるものの、一
応順調に進んでいるようだ。
しかし、世代によってコロナウイルスに対する認識の違いはあるが
多くの国民は「まぁ~、お好きなようにどうぞ」としらけ気味で、
自分の予防対策は自らの考えで行う的ムードのほうが「まん延」し
てる気がする。
結局、政府も各自治体も、収束に関する基本的目標値を設定して国民
に周知していないことが、最大の問題にように思う。特に今年は世界
的イベントの東京オリ・パラは約1ヶ月後に迫っているが、未だに開
催の方向が定まっていないのも、国民の盛り上がる状況にない一因な
のは確かである。
結局、今回の一連の防止対策は飲食業界だけが、大きなダメージを受
けたようで一般国民にとっては、「もう振り回されるのは御免です」
というのが日本全体を包んでいる雰囲気のような気が私はしている。