性格を変えようとするより、ありのままで生きることが大切
人は誰でも「自分の性格を変えたい」と、特に若い頃には思い悩
んだ経験があると思う。私も学生の頃に友人のような性格に憧れ、
変えようと努力したことがあるが、そう簡単には変えることがで
きず諦めたことがある。そもそも性格は変えることができるのだ
ろうか?生まれ持った性質つまり気質を変えることは難しいが、
親の育て方や成長時の環境の影響で、気質を土台にして性格を変
えられる可能性を秘めているが本質的な性格を変えることは難し
いと思う。
例えば、チューリップのタネからは、もちろんチューリップの花
しか咲かない。万が一にもバラやヒマワリの花が咲くことはあり
得ない。しかし、私が若い頃にしようとしてたことは、チューリ
ップのタネからバラの花を咲かせようとしてたようなもので、つ
まり私が諦めたのは、私は私にしかなれないと解ったからである。
そもそも、今の自分がどのような性格なのか正しく理解している
だろうか?人間は「自分はこんな人間だ」「私はこういう人間で
ありたい」という自己像を持っているが、しかし他者からは全く
別の部分が見えていることは少なくない。
自分の性格を別の角度から見るために、身近な友人に「私ってど
んな性格に見える?」と尋ねてみるのも一つの手である。いずれ
にしても、自分は自分らしく生きることが自然で、伸び伸びと自
分に自信をもって生きることが大切だと今私は思っている。