直観力のある人は何事にも意味を感じる
よく使う言葉に「直観力」というのがある。
頭で考えるよりも、感覚で物事について察知する力のことで ある。
そして野生の勘や山勘ではなく、そのときの状態や目的に沿って自分が持つ経験や情報を引き出すことで発揮
される力である。
直感力の冴えている人は、あらゆることに意味があると感じている。
言い換えれば「自分に結びつけて考えることができている」ということである。
単純な例だが、風邪を引いたときに苦しくて気持ちも落ち込む、そこで終わる人は直感力の乏しい人である。
直感力のある人は、風邪を引いたときに「風邪を引いたのは何か意味がある」と感じる。
「最近、ストレスが溜まっていたせいか」「食事をおろそかにしていたせいか」「体を冷やしてしまった
せいか」などと、あらゆる原因を考える。
今後同じ失敗のないように、苦しみから知恵を見い出していくことができる。
結果があるからには、何か原因があることを直感的に理解している訳である。
直感力の乏しい人は、こうしたせっかくの貴重な経験を、ただ流して終わりにさせてしまう。
日々の生活の中でも、辛いことや悲しい時に、常にそれには何かの意味があると感じ取ることである。
直観力を鍛えるには、あらゆる経験に意味があることを感じ取る意識を持つことだと思う。