青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

どたばたレース記vol5

2007-03-19 22:02:52 | レース・車・乗り物

私が出ていたレースは主にスプリントレースと言われるもので、

陸上で言えば100メートル走がゼロヨンだとすると、

車のスプリントは短距離のマラソンみたいなものだ。

一周が大体4キロ位のサーキットを

大体8~10週位で時間にすれば30分弱で終わってしまう。

だから走行中に何かトラブルがあっても、

一回止まってしまうともう追いつくことは難しい状況になるから、

多少のことは我慢して走り続ける必要がある。

水温が予想以上に上がったり、

半分くらい走ったことろでタイヤが滑り出してしまったりなんて事はいつものことで、

そんなのは我慢のうちにも入らない。

さすがにタイヤが一個飛んでいったり、走行中にボンネットが開いてしまったら止まるでしょうけど、

でもね、やっぱりあるんですよ、

ピットに帰りたくても帰れないような中途半端なミスがね・・・

なんかスタート直後からドアからガタガタ音がするなぁ~

と思っていると半ドアだったり、

体が落ち着かないなぁ~と思ったら

4点式シートベルトの肩が一本ロックされてなかったり、

まー自分が悪いんだけどそれでも我慢して走るんです。

でもね、

更にレースっていうのはミス意外にも思いもよらぬ事が起こってしまうもんで、

その日はスタートして一週目に、途方もない未熟者の私はスピンをして、

更に赤白のゼブラに横から乗り上げてコースアウト。

そのままバウンドして腹をすりながら砂利で止まり、

幸いにも砂利からは脱出できたのでまたコースに復帰。

私の場合はここまではもう日常茶飯事で

ウォールにぶつからなかっただけもうけもんって感じ。

でもここからがいつもと違っていた。

コース復帰してから最初のヘアピンでフルブレーキした時になにやら運転席の後ろの車内のフロアで

「ガンッ」

というすごい音。

一瞬何がなんだか分からずにすごい不安になったけど、

それでも止まるわけにいかないもんで、

走りながら暇な時(ストレートで)に確認しようとするけれど、

フルバケに4点で固定されてヘルメット被っていると、後ろを見ても屋根しか見えないし、

バックミラーでも下は見えない。

その後もあっちのコーナーで「ガン」こっちでも「ガン」

コースアウトしたときに何かあったのは確かだけど、でも何かがわかんない。

そしてそれから3週ほど走ったヘアピンでその正体が現れた。

ヘアピン手前でフルブレーキと共にでかくて真っ赤な物体が

「ドンッガラガラガン」

とかいうすごい音と共に一気にダッシュボードの下へ転がり込んだ。

その正体は「消火器」

本来は助手席のある部分のフロアに、

ホルダーとバンドで二重に固定されている筈の

デッカイ消火器がフロアで暴れている。

多分コースアウトして車がバウンドした時に外れちゃったんだと思う。

それに後ろにあるうちはまだよかったものの、

今度は前だから大変。

ブレーキを踏むたびにダッシュボードの下へ、

そしてその後左コーナーで左にステアリング切ると消火器は滑るように右へ・・・

つまり、左コーナーの度にクラッチの下にもぐりこもうとする消火器。

そして左足を盾に防御して蹴り返す私。

止まりたくても止まれない車。

落ちていくタイム。

まーなんとかゴールはしましたし、

ある意味忘れられないレースにもなりました。

でもよくよく考えてみると、

あれだけ足で蹴りまくったのに、

本当に最期まで噴射しなくてよかったよなぁ~って思う。

ねっ、レース中は時にはありえないと思える出来事が起こってるんだよ。

きっとみんなも。


入院期vol1(初入院)

2007-03-19 18:45:46 | 入院・病院

結構勘違いしている人も多いようだが、

風邪などの場合、

中学生の行く診療科はまだ小児科

である。

正確には14歳は小児科、15歳からは内科というのが一般的で、

これは薬の箱を見てもらえば分かると思うが、

用は一般的な薬の量が14歳までと15歳以上とで区別されているのと関係しているらしい。確か?

だから中一で入院した私は当然小児科病棟へ入院した訳だが、

髄膜炎っていうのは通常は細菌性やウイルス性であり、

ある程度免疫力のある大人であればうつることはあまり無いが、

これが幼児子供となると話は別で、

直接髄膜炎自体がうつることはほとんど無いそうだが、

ウイルスや細菌がうつって別の病気や風邪を引き起こす危険性があるそうだ。

私は髄膜炎で小児科病棟に入院した筈が、

なぜか部屋は内科で、大人と一緒ということになり、

更にベッドの空きがそこしかないということで、

なんと私の初入院は、全員おばさんとはいえ、

女性部屋であった。

しかしまぁ~、発入院ということで右も左も分からずに、

当たり前のようにそこになじんでしまった私は、

お菓子やジュースをおすそ分けしてもらい、

周りが全員大人ということで、歩きまわったりして体を動かすことも無く、

安静状態を続け、無事二週間足らずで退院。

でもまだこの時は

「あ~、入院ってなかなかいいもんだなぁ~」

とか思っていた時期。

この後に入院しまくることも知らずに・・・


ウイルス性(無菌性)髄膜炎の入院期間と治療(体験談)

2007-03-19 00:30:49 | シェーグレン症候群と髄膜炎

成人の場合で、初回の場合であり、

且つ病気の発見が遅れなかった場合

ウイルス性髄膜炎の実質の入院期間(治療期間)は

約10日~20日程度です。

発見が遅れるというのは、症状の進行度合いに個体差がある為、具体的な日数はありませんが、吐き気(嘔吐)、頭痛、発熱等の条件が揃っているのに、風邪として数日から数週間放っておかれたりした時間が発見の遅れということになってしまいます。

そういった場合は入院期間も1ヶ月~2ヶ月と長くなってしまうことがあります。

細菌性の場合はウイルス性よりも症状が重度になってしまうことが多いので、入院期間もも必然的に長くなってしまうことが多く、日数もその症状により大きく異なります。

初回と書いたのは2度目を体験する人(自分もこれに該当します)が、ごく稀に居ますので、

そういう場合は他の検査等の為に入院期間が延びてしまうこともあるからです。

検査は、髄液検査(腰椎穿刺、ルンバール)のほか

CT、MRI、血液検査、脳波、心電図

など行われることもありますが、それは症状にもよります。

髄膜炎で入院した場合、

最初の段階では嘔吐の為ほとんどの方は食事が出来ず、

水分補給しても直ぐに吐いてしまいますから、始めのうち点滴は24時間となり水分も点滴で補い、

間に抗生剤を2回か3回ほど入れます。

抗生剤の点滴は小さなパックで、時間的には一本30分程度です。

点滴だけで何も食べていなくても、昼夜関係なくとにかく何度も吐き、

吐き気止めというのもありますが、ほんの気持ち程度しか効かないことが私の場合は多く、

これが続くと結構苦しいです。

頭痛も我慢するにはあまりにも酷い場合が多いですから、

その時は鎮痛薬(錠剤)を頓服で使用し、

とにかくその場の痛みをしのぎます。

発熱は40度を超えて上昇する場合もあり、

これは体感としてガタガタ震える寒気、

それが過ぎると暑くてひどい汗をかく事を繰り返しますが、

対応として座薬などを使用して熱を下げ、

体への負担を抑えることを熱が収まるまで繰り返します。

そうした一時的な対応で最初のうちは対処しますが、

次第に抗生剤の効果が現れ、

軽度であれば、4日から1週間程度で嘔吐、頭痛、発熱の症状は共に緩和されてきます。

5日から10日目には食事も取れるようになり、

熱も微熱程度まで回復し、

点滴が抗生剤だけになり1日一回から2回程度に減ります。

その後、

食事が順調に出来、

熱も平熱近くまで下がり、

頭痛が無くなったら退院ということになりますが、

その前にもう一度髄液検査をして、

結果が良ければ退院許可が下りるということになります。

ただ、この時まだ検査結果が完全ではない場合が多く、

完全によくなるまでには1ヶ月~2ヶ月くらいはかかります。

完全ではないというのは検査結果上の数字が平均よりも高めということであり、

退院しても日常生活には支障はないでしょう

という判断の上での退院となりますので、

退院後いきなりハードに体を動かすのは出来るだけ控えた方が無難でしょう。

でも子供の場合、そうもいかないことも多く、

入院期間が大分長くなってしまうこともあります。(自分もある程度の時間療養の為、病院にいました)

「何故まだ入院しなくてはいけないのだろう?」

と不思議に思うくらい元気な状態でいることもあるかもしれませんが、

完治するまで入院したほうがいいとお医者さんが判断した場合、

表面上は元気に見えたとしても、

再び頭痛などで苦しまない為にも安静期間は長めにとった方がいいかと思います。

新生児や幼児などの場合は特に、

後々後遺症が残ったり、酷くなったりしないように、

きちんと医師の指示に従ったほうがいいです。

髄膜炎って何?へは下記クリック

http://blog.goo.ne.jp/akita_area/d/20070318