ルームエアコンを新設する時にはきちんと業者さんがやってくれるので問題ないと思いますが、
では、引越し等により移設する時にはどうしますか?
引越し業者に頼んだり、近くの電気屋さんに頼んだりと、いろいろとパターンがあると思いますが、
もしも自分で外してガスが全て抜けきってしまった場合の結末は・・・?
プロが工事すると、取り外しの再はガスを室外機に一旦回収するので、ガスは放出しませんし、
元々抜けていない限りはガス補充もほとんどの場合は必要ありません。
その場合何年かは、屋根のかかった場所に保管しておけば再使用できる場合が多いですが、
自分で外してガスを全量放出してしまった場合、
基本的にはまたガスさえ入れれば使えるのですが、それには条件があるんです。
それは外して直ぐにつける場合。
もしも外したのが秋で、それから半年以上経過して次の夏に取り付けすると、
せっかく付けたのに動かないなんてよくある話。
実はエアコンのガスには一緒にオイルも混ざっているので、
そのオイル分が室外機内のコンプレッサーを守る働きをしていて、
ガスが抜けきって空気にさらされた状態になると、
あっという間に内部が錆び付いて動かなくなってしまうんです。
この場合外した人が悪いということになりますが、
一番手が悪いのが、素人工事のガス無しエアコンを、オークションなどで落札してしまった人。
実際そういう場面に遭遇してしまった人の話を聞くと、
オークションには、
「ガスがあるかどうかは不明、外すまでは動作していました」
と書かれていたそうで、後はお約束のノークレーム、ノーリターン。
後日、初期動作不良で品代は返金はしてもらえたものの、
基本的に中古品である為現状渡しだし、知識も無く、
きちんと確認しない買い手にも落ち度があるということで、
リサイクル費3500円程は自腹で処分したそうな。
機械物の中古ってこれだから怖いよね。
わざわざ人の壊れたエアコンを買い取って処分してくれる。
そんな人に私も会いたい。