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旭山動物園の千葉動物公園の立つレッサーパンダ風太批判は厳しすぎないか

2005-06-05 22:45:54 | つぶやき

旭山動物園が千葉市動物公園の「立つ」レッサーパンダの商標登録などに関して

批判しているようだ。


「レッサーパンダが二本足で立つのは解剖学的にも当たり前。あの取り上げ方は

『見せ物』です。来年の今日、どのくらいの人がこのブームを覚えているでしょ

うか」


「見世物」というなら、見世物をやってない動物園はあるだろうか。動物園という

のはおりやさくをもうけて動物の行動をしばって、人に見せて入場料を取るところ

なのだから、どこも見世物で商売していることに変わりはないのではないか。


旭山動物園のサイトで批判している文章も見たが、特に気になるのは以下の一節

である。


このような言い方は失礼かもしれませんが,一般の方やマスコミの方は素人です。

私たちプロの側が,素人に短絡的に「受けること」を続けていていいのでしょう

か?


たしかにプロというのは存在するだろうし、わたしももちろん生き物などには

まったく詳しくない。しかし、よく考えてみると「プロ」というのは具体的にどう

いう意味なのだろう。なにかの資格というのはあるだろうが、ここではそういう

ことをいってるのではないだろう。


さりとてここでは自分たちもそれで生活している、という自覚が示されているのか

というとそうでもなさそうで難しいが、どうやら「立たないレッサーパンダには

価値がないのか、と言いたくなる」ということが最も言いたいのだろうか。


たしかにいまの日本ではいきなりいろんなものがブームになることはよくあるし、

これに限らず騒ぎ過ぎもよくないと思う。しかし、より多くの人々の目が「動物園」

全体に向いていることは確かではないだろうか。


だとすれば、たしかにいろいろと気をつけるべきことはあるだろうか、この

「ブーム」を一過性のものにしないためにももう少し冷静な批判の仕方があった

のではないかと惜しまれてならない。