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不可解な中山文科相の肩書き隠し?和田中・藤原和弘校長の図書室改革

2005-06-16 22:03:52 | Weblog

中山文部科学大臣が杉並区の和田中のディベートに「肩書きを隠し」て「ジャッジ」として参加したそうだ。

こちらをご覧ください

どうして肩書きを隠したのかよく知らないがなんとも解せぬ話しである。

そこにいた子供たちは中山文科相を知らないのだろうか。

その人と知らずに普通に話していて、最後に「私は文部大臣である」などとのたまわったのであろうか。なんとんく水戸黄門を思い出して笑ってしまう。

そしてそこの校長の名前を見たらあの人かと思い出した。

民間から校長になった人で著書もあるようだ。しかしこの人がいたのは「リクルート」という会社で20年ぐらい前にはやたら批判され騒がれていたので、自分のようなものはそこの人が公立の中学に受け入れられたこと自体意外な感じがしたものだ。


この人自身についてあまり詳しくは知らないが、
こちらのインタビュー記事を読むと自分とは考え方が違う人らしいと思う。

その記事で疑問なところはいくつもある。

図書室に関していろいろ改革したらしいが、

図書室の利用は1日5人から50人に増え、生徒の読書量は、3年生だと3年間で平均90冊を超えた

という部分は利用者数に関しては集計できるにしても読書量などどうやって集計しているのだろうか。子供の自己申告を信じた数字だろうが、それが果たして本当に信用できるかどうか分からないと自分は思う。

しかしこの校長は 「校長さえ、やる気になれば図書室の改革ぐらいできる。逆に変わらない学校の校長は、やる気がないと見ていい」と言い切っている。

自分はあまり図書室の改革などしなくてよいと思う。中学生は学校の勉強や受験勉強などで忙しいので、無理に本を読ませる必要などないのではないかと思う。

この校長の発言の中でもっとも不愉快に思ったのは以下の部分である。 

この世界に入って一番驚いたのは「教師が本を読まないこと」だという

これは自分には「和田中の先生方は本を読んでない」という批判にも思えるが、この学校の先生方にいささか失礼ではないだろうか。

もっとも中学校の先生はあくまで生徒に勉強を教えることが仕事であるから、読書量が少なくてもそれほど批判される筋合いのものではないと思う。

いずれにしても自分はマスコミにでていろいろ目だつことで利益があるのだろうが、こんなことを言われたら、そこにいる先生方にとってはひどく迷惑な話しではないだろうか。