今日は、O家の茅葺を見に行った。
出来上がったらさぞかしだろうと思う!!
全国またにかけて飛び回るかやぶき職人たちは
なかなか家に帰る暇もないと言う。
もう、茅葺をして60年を超す大ベテランの手を見せて頂いた。
素手で茅を触るので、手が切れると若手は言うので
ベテランの手はさぞかしゴツゴツかと思いきや
思いのほか柔らかい。
でも、長年茅を吹いてきた指は流石にゴツゴツ
色々話して聞かせる中でも
一時も手を休めない。
「俺の手寄り、足が凄いんだ!」と言う。
茅を葺く足場の細い木に足をのせる訳だが
茅に足が乗らないよう
つま先立ちで仕事をする為
土踏まずより先端がガチガチと硬いのだそうだ。
プロの仕事と言うのは
見えない所にこそ気を使ってこそ
完璧な仕事が出来る!
それを足の裏が証明してるんですね~。
で、明日もまた行く事にしましたぁ~~。
痛んだ茅葺屋根が、ググッと立派になるのは
10月末。
築200年、初めての大規模な葺き替えです。
何故か??
昔は、(勿論住んでるので)茅を全部外したら
雨がザァザァ入って、壁まで全部仕上げ直ししなければならず
今のようにシートで覆いながら出来るようになって
始めて前面の葺き替えが可能にんったって訳です。
それまではどうしたか?
痛んだ所を部分的に直す「差し茅」の方法でしか無かったのですね~
天気:/
明日降らなきゃいいなぁ~~