一昨日は先生方とお酒を酌み交わしながらいろいろお話したんです…ような気がしたんです。なんですが、朝になったら案外覚えてません!
残念!!!覚えてるのは、めちゃめちゃ酔っぱらった先生たちの姿だけ…。ゴメンナサ~イ!
明治大学・橋口先生、全国町村会・坂本先生、JC総研大仲さん、ありがとうございました。
先生方がすごいのは、地元の若い世代より地区のことや事情にお詳しいことじゃないでしょうか。地域のことをいろいろ調査するのがお仕事だとは思いますがいろんな話の中でまるで長い間この地区にすんでいるかのような印象を受けました。
実際この地区にはずいぶん前から出入りはされていたようですけど。ここはいろいろな機関から目につけられやすいんですね。地区を語れるキーマンがいるということもあるかもしれません。
今回の公民館大会は若い世代にもっと地区のことに関心を持って欲しかったんです。今回の企画イヤイヤで参加してくれた人が多かったと思っています。でも、まずはそういう場に出てもらう、そして知ってもらうことが大切だと思っています。
地域の景観は農業で守られているということも知っておいて欲しい、その農業はこれから誰が守っていくのか、地域はこれからどこを向いていけばいいのかも知って欲しいし一緒に考えて欲しいと思うのです。
ただこれからの農業は米だけでお金を得ようとしても無理でしょう。
この谷で農業を続けるということは別の意味を持たせなければ継続できないと思います。
それが、農村景観の維持であったり、食文化の継承であったりとその農業に意味を持たせることが大切だと思います。
ここに住む人の心が地域の景観を作っていくのです。
明治大学・橋口准教授は自分たちの頃は農学部は不人気だったが、現在は農学部は人気学部になった…とおっしゃていました。これは何を意味しているのでしょうか。
まだまだ私たちの中には農学部=農業というイメージが強いですが近年の農学部を支えているのは農をとりまく栄養学などの食、農業工学など扱う農業環境、醗酵などの微生物を扱ったり遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジー分野を扱うものそして食糧経済分野など実に幅広い学問であるのです。従って、女子にも人気でいわゆるリケジョも多くこの分野に存在します。
こう考えると「農」はまだまだ可能性を秘めています。
息子が進学した東京農業大学の造園科学科も造園とはいうものの公園や都市計画などの街づくりなどのプランニングや国立公園などの自然保護分野、農村景観を活かした観光分野、芝生などの管理をする緑地分野など多岐に渡っています。
私たちが生きているベースは「農」なのです。都市がどんなに発展しようが私たちが生きて行く上で「農」は絶対に欠かせないものなのです。生きる源なのです。お金では測れない価値があるのです。
こう考えていけば私たちはもっと強く自信を持って農地と向き合うことが出来るのではないでしょうか。