雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

長野五輪の思い出

2013-12-26 17:26:44 | 日記
 忘れもしない長野五輪。まだ、息子が小学1年、娘が保育園でした。

 白馬も会場とあってお隣で開催されるのですから何とかチケットを手に入れようと応募したのですが手に入ってのはクロスカントリースキー複合。荻原健司の時代です。

 臨時駐車場に車を置いてシャトルバスで会場へ。入口で五輪グッズを買って、特に子供達2人は応援ラッパを買って大喜び、ごきげんでラッパを吹いてました。

 しかし、天候は雨。2月だというのに冷たい雨が降っていました。もちろん競技場に屋根などあるわけなく子供達の安物の防寒具はたちまちずぶ濡れに…。

 最初ははしゃいでいた子供たちも競技途中から寒さで帰りたいと言い出しました。特にまだ小さかった娘は私に抱っこをせがみ私は濡れた娘を抱っこするはめに。

 競技場では、松岡修造氏が大きな旗を振って熱い応援がオリンピックムードを盛り上げていました。

 競技が終わりシャトルバス乗り場へ。ところが、待てど暮らせどバスが来ないのです。競技終了とともに大勢の人の波。道路いっぱいの人・人・人です。車も激しく渋滞して、遠くにバスは見えるのですが一向に動く気配がありません。

娘は帰りたいといって大声で泣き始め、周りの人たちがお菓子を持たせてくれたりご機嫌取りをしてくださるのですが泣きやみません。私もずっと娘を抱きっぱなしでとてもつらい状態です。

私も泣きたい!

なんと2時間も雨に打たれて娘を抱いてバスを待ったのですよ~。気が遠くなりそうでした。これまでの人生で本当に辛い経験でした。最後はバスを待つ人たちで歌なんか歌って気を紛らせてました。

その日から私や子供たちのオリンピックのイメージはとても辛いものとなったのです。

息子は東京五輪が決定した日、俺はテレビで見る。と言ってましたから。