雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

田舎暮らしに求めるもの~価値感を変える~

2013-12-06 17:55:40 | 日記
 田舎の私たちは都会様式の暮らしに憧れてきました。

けれども都会のひとの中には時がゆったり流れる田舎の暮らしに憧れる人も多いと思います。お金だけが全ての生活は無機質なものです。田舎を体験していない世代にはそもそもその価値がわからないかもしれませんが。

私も若い頃は都会に憧れましたが最近は東京の商店街が楽しいです。都会っぽくない東京。実は商店街はもう田舎には無いのです。ですから都会に残っている活気あふれる商店街はとても楽しいですね。私たち田舎h田舎なのに田舎らしいものが消えつつあります。

コンビニは今の世の中ですから無くせとはいえませんが、個人商店など特色のあるその地域ならではのものが無くなってしまうのは残念です。

田舎が都会化したらつまらないものになるような気がします。

田舎でしか会えないものを残しておかなければここへ来る意味がないでしょう。

まず景観。この地域のこの景観は本当に素晴らしいものだと思います。こればかりは人の力では作れません。最近スカイツリーを外から眺めましたが正直あんまり感動しませんでいた。やはり人口の構造物が大自然の景観に勝つわけないのです。話題のスポットだからおおーっという声になりますが。

都会にはないもの、人の手では造れないもの、こういうものが大切なんだとはわかってはいるのですが。

でも、すでに都会に住む人の多くはその素晴らしさより便利さを優先しています。

私たちはその都会にはないものを守り続けていけたらいいんじゃないかと思います。貨幣では決して手に入れられないものがまだここにはあるような気がします。



このあいだ、スーパーで半分にカットされた大根をカゴに入れて買い物している人を見かけました。

多くの人が見限った地ですが、私には大切な地です。



きっと再び土は私たちの暮らしを人間らしくしてくれます。