「農」は誰のために

　国はTPPで世界を相手に強い農業をと推し進めています。その中で小規模農家や兼業農家に離脱を勧めようとしています。
しかし、そもそも農業は誰の為のものなのか、国の食糧確保の為なのか、農協の為なのか、消費者の為のものなのか、

それは、それぞれの農家によって思惑は違うでしょうね。

でも、個人の資材を投入してまで国の食糧確保する必要もないし、安くて割に合わなければやめてしまえばいいのです。

誰かの為と考えたら農業なんて出来ません。

「農」は私たち自身の暮らしだと思うし、生活だと思うし、人間が人間らしく生きる基本のなりわいだと思うのです。

「農」に関われる幸せを感じているものだけが「農」を続ければいいのです。

人間が一番人間らしく生きられる場所、豊かな水と緑に囲まれたこの農村こそがその原風景であると思うのですが。

「農」はお金だけでは計れないものがあるのです。