はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。
「こくご食堂」本日調理する食材は[後からくる怖さ]
怪談といえば、稲川淳二さん・真夏・楳図かずおさんの漫画・廃墟というイメージあります。以前知人に相模原で有名な病院の廃墟のそばを通りかかりましたが、昼でしたがとても恐ろしく感じました。
そして今日の夕方16時頃の空。
なんと、黒い雲と白い雲の切れ目がながくのびていました。不吉・・・地震があったら怖いと思いながら職場に向かいました。何事もなく、ホットしまいした。
今日は、本の紹介をします。それは、この本です。
「一行怪談」吉田悠軌著PHP文芸文庫
この本を手にするきっかけは、ビブリオバトル大学生全国大会の決勝戦で紹介されたからです。小学生、中学生でオカルトブームがやってきて(私の周りだけかもしれません)その都度、心霊写真やオカルト漫画をみて、友達と怖がっていました。夏休みの日本テレビの「あなたの知らない世界」という番組を見ては、ねむれなくなり、それでも見る。もっと幼いころは、8時だよ全員集合の志村けんさんのお化けコントも、じっとしてみていられませんでした。怖くて、大きな声を上げて部屋を走っていました。母に、「みるのやめなさい。」と言われていました。
そんな私が、またチャレンジです。この話はフィクションです。一行で書かれている怪談です。1行なのですが、一行が長いものがあります。どんな怖さかというと、「後からくる怖さ」。シュールな話もあります。なんと言っても一行なので、気軽によむことができます。しかし、この気軽に読めるというもポイントで、読む作業は気軽ですが、読んでから「ん」と考える時間があります。「ムム」だったり、「キョエー」だったり。とっても抽象的な表現しかできません。それは、是非読んでいただきたいからです。怖いもの見たさで、オカルトブームを過ごした時のように、見たい、でも怖い。ページをめくるごとに、そんな思いになる本です。
作品一つだけ紹介します。
以下引用(「一行怪談」より)
明け方のベンチに座るカップルが、泣きながらお互いの指を食べ合っている。
いかがでしょうか?これは、横書きなので、最後の「食べ合っている」が先に目に入ってしまうかもしれません。この本では、縦書きです。縦書きなので、「泣きながらお互いの」まで読んでも、下の部分まで予測できず、怖いのです。
他にも様々なタイプの話があります。是非読んでいただいて、ご感想をおきかせいただきたいです。
ビブリオバトル大学生全国大会でこの本を紹介した女子大学生が、日曜に見にいった、ビブリオバトル高校生全国大会の会場係をしていて、一瞬オカルトチックに気分になりました。実は、彼女はその女子学生ではなく、私が「一行怪談」を読み終えていないので、最後まで読むように現れた、私にしか見えない人間なのでは・・妄想はひろがります。
皆さんもこの本を読むと、怖い妄想に悩まされるかもしれません。「後からくる怖さ」体感してみませんか?
「こくご食堂」本日調理する食材は[後からくる怖さ]
怪談といえば、稲川淳二さん・真夏・楳図かずおさんの漫画・廃墟というイメージあります。以前知人に相模原で有名な病院の廃墟のそばを通りかかりましたが、昼でしたがとても恐ろしく感じました。
そして今日の夕方16時頃の空。
▲今日の夕方の空
なんと、黒い雲と白い雲の切れ目がながくのびていました。不吉・・・地震があったら怖いと思いながら職場に向かいました。何事もなく、ホットしまいした。
今日は、本の紹介をします。それは、この本です。
▲「一行怪談」
「一行怪談」吉田悠軌著PHP文芸文庫
この本を手にするきっかけは、ビブリオバトル大学生全国大会の決勝戦で紹介されたからです。小学生、中学生でオカルトブームがやってきて(私の周りだけかもしれません)その都度、心霊写真やオカルト漫画をみて、友達と怖がっていました。夏休みの日本テレビの「あなたの知らない世界」という番組を見ては、ねむれなくなり、それでも見る。もっと幼いころは、8時だよ全員集合の志村けんさんのお化けコントも、じっとしてみていられませんでした。怖くて、大きな声を上げて部屋を走っていました。母に、「みるのやめなさい。」と言われていました。
そんな私が、またチャレンジです。この話はフィクションです。一行で書かれている怪談です。1行なのですが、一行が長いものがあります。どんな怖さかというと、「後からくる怖さ」。シュールな話もあります。なんと言っても一行なので、気軽によむことができます。しかし、この気軽に読めるというもポイントで、読む作業は気軽ですが、読んでから「ん」と考える時間があります。「ムム」だったり、「キョエー」だったり。とっても抽象的な表現しかできません。それは、是非読んでいただきたいからです。怖いもの見たさで、オカルトブームを過ごした時のように、見たい、でも怖い。ページをめくるごとに、そんな思いになる本です。
作品一つだけ紹介します。
以下引用(「一行怪談」より)
明け方のベンチに座るカップルが、泣きながらお互いの指を食べ合っている。
いかがでしょうか?これは、横書きなので、最後の「食べ合っている」が先に目に入ってしまうかもしれません。この本では、縦書きです。縦書きなので、「泣きながらお互いの」まで読んでも、下の部分まで予測できず、怖いのです。
他にも様々なタイプの話があります。是非読んでいただいて、ご感想をおきかせいただきたいです。
ビブリオバトル大学生全国大会でこの本を紹介した女子大学生が、日曜に見にいった、ビブリオバトル高校生全国大会の会場係をしていて、一瞬オカルトチックに気分になりました。実は、彼女はその女子学生ではなく、私が「一行怪談」を読み終えていないので、最後まで読むように現れた、私にしか見えない人間なのでは・・妄想はひろがります。
皆さんもこの本を読むと、怖い妄想に悩まされるかもしれません。「後からくる怖さ」体感してみませんか?