起きてから、めまいがひどかった。イカに連絡して蛙の会は延期してもらった。
どちらにせよ明日の読書会で顔を合わす。
食欲もなく、サラダ位しか口にしてない。これはこれでダイエットにはなるか。
読書と言えば『イスラム 2.0 SNS が変えた 1400 年の宗教観』(飯山陽 河出新書 2019) を読んだ。
「イスラム教は穏健な宗教だ」というような安易な理解は間違っているのみならず、
危険だというのが趣旨の本だった。
巻末に附されている表で、イスラム教徒の起こした事件の数、
また性暴力の少なくなさとその凄惨さを目にして胸が悪くなった。
多分『コーラン』には、男女同権など、近代西洋を源とする思想はないだろう。
実際読んで見なければフェアでないのでこれ以上踏み込んだ発言は控えておくけれど、
この本の主張を端的に表している一節を引用しておく。
「イスラム的価値観と私たちの価値観は、それ自体が異なります。
さらに重要なのは、両者の目指す目標が全く異なる、という点です。
目標を共有してさえいれば、価値観の差異はあっても、
その同じ目標を目指して共に歩んでいくことはできるでしょう。」
「しかしイスラム教が目標としているのは、
イスラム教という唯一の価値だけが絶対優位に立つ世界の実現です。
イスラム教徒以外の人間がそれに同意できるはずがありません。」
もともと彼らの信仰が穏健だなどとは思っていなかったけれども、
どうしたらムスリムの人たちと共存できるのか、心に重くのしかかった。
多文化多様性の社会というのは、とても現実から遠い理想なのか。