モウロク機種変更

 五年と半年のあいだ連れ添った携帯電話が、とうとう壊れてしまった。息子が机の上から落としてしまい、床に当たった衝撃で、電波をうまく受信することができなくなってしまったのである。もう五年も使っているから、だいぶガタが来ていて、ボタンが押しにくくなっていたり、ときどきフリーズしたり、アンテナが外れてしまったりしていたけれど、それでもちゃんと機能していた。が、さすがに電波が受信できなくなったとあっては、携帯電話として使用することはできない。愛着もあって、今まで機種変更することを渋り続けていたけれど、ついにやむを得ず、買い換えなければならなくなった。
 時代の先端に鈍感な性格であるから、携帯を持っていることが当たり前という世の中になってからも、たいして不自由も感じず携帯なしを通していたのだけれど、5年半前に携帯を使い始めてからというもの、すっかり必需品となってしまって、ないと不便でしょうがない。のみならず、もはや携帯ネットワークに組み込まれてしまっているから、不通のままでは、携帯で連絡を取ろうとしている人が困惑もする。
 そこですぐに販売店を訪れたのだけれど、プランの複雑さにまず面食らった。「○○割引」「△△割引」と何がなんだか、理解するのに一苦労である。ごちゃごちゃ言わずに、安くしてくれるならそれでいいのにと思う。プランに納得して、結局、使い古した機種とよく似た形の、薄っぺらいリモコンみたいな携帯に決めたはいいが、今度は、その新しい携帯電話に分厚い取り扱い説明書が付いて来る。まったく機種変更は一仕事だ。
 そんなこんなで、ブログの更新も遅れ気味の次第であります。
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