一昨日の夜遅く、サイレンを鳴らしてきた消防車が、
なんと!
我が家の前で止まってしまった。

火事はどこなんだーーーっっ!
逃げなきゃヤバイのかーーーっ!
と、突然、
妙に優しい女性の声が・・・。
「(ピロロン」消防車、左に曲がります」
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」
ん???
・・・そういえば、消防隊員は、
一向に車の回りから動こうとしない。
普通なら走って現場に行くだろうに。
あ、ちなみに、(ピロロン)はチャイムの音です。
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」
「あ、もうちょっと右に切って!」
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」
「オーライ。あと5センチくらい!」
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」
「よーーし、そのまま!」
これって、もしかして・・・

結局、
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」の声を、
軽く20回は聞いたあたりで、
消防車はウチの前から走り去って、
サイレンの音も、再び遠のいて行きました。
なんだよ~~~。
火事の現場に急いでいる途中で、
ウチの前の狭いT字路を曲がり切れず、
どこかに引っかかるか何かで、
動きがとれなくなっちゃったんだな。
それで、サイレンを消して、
ハンドルを切って、
「消防車、左に曲がります」をやってたんだな。
ほ~~~~っ。
でも、ちょっと待ってよ

時刻は夜中の1時をとうに過ぎた頃ですよ!
「(ピロロン)消防車、左に曲がります」の声を、
消すわけにいかなかったの?

いや!
それ以上に、重大な問題が

ウチの前での立ち往生は、
軽く15分はかかっていた。
本当の火事の現場・・・

大丈夫だったーーーー?????
ハプニングとはいえ、
「やっちゃったね~」といった感じの、
夜中の消防車でございました。
(おわり)