いよいよ初日。
(意味不明のかたは、昨日の日記からご覧下さい)
開演1時間前。
メイクや衣裳も着々と準備が整って、
あちこちで「初日おめでとうございます」の挨拶が聞こえ、
いやが上にも、
初日独特の緊張感が高まってきたときでした。
隣の楽屋が、妙に騒がしくなってきたのです。
このときはかなり大きな劇場だったので、
女性楽屋が2つあり、
劇団員中心の楽屋と、
私たち客演チームの楽屋に分けていたんですね。
その劇団員楽屋から、ただならぬ空気が、
隣の我々の楽屋にも伝わってきました。
「何だろう?」
「ね~。どうしたのかな?」
などと話すうちに、
「私、見てきます!」
と若手の女の子が様子を見に出て行きました。
しかし、その間も騒ぎは収まりません。
「どうしちゃったんだろう?」
「何かあったんだよね? きっと」
と心配しつつ待っていると、
その子が、茫然とした様子で、帰ってきたではありませんか。
「音が・・・、全部、消えちゃったそうです。
今、○○さん、大泣きしています」
音が・・・消えた?!
< つづく >
(意味不明のかたは、昨日の日記からご覧下さい)
開演1時間前。
メイクや衣裳も着々と準備が整って、
あちこちで「初日おめでとうございます」の挨拶が聞こえ、
いやが上にも、
初日独特の緊張感が高まってきたときでした。
隣の楽屋が、妙に騒がしくなってきたのです。
このときはかなり大きな劇場だったので、
女性楽屋が2つあり、
劇団員中心の楽屋と、
私たち客演チームの楽屋に分けていたんですね。
その劇団員楽屋から、ただならぬ空気が、
隣の我々の楽屋にも伝わってきました。
「何だろう?」
「ね~。どうしたのかな?」
などと話すうちに、
「私、見てきます!」
と若手の女の子が様子を見に出て行きました。
しかし、その間も騒ぎは収まりません。
「どうしちゃったんだろう?」
「何かあったんだよね? きっと」
と心配しつつ待っていると、
その子が、茫然とした様子で、帰ってきたではありませんか。
「音が・・・、全部、消えちゃったそうです。
今、○○さん、大泣きしています」
音が・・・消えた?!
< つづく >