望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

とりあえず、楽屋の裏のウラ話・その2

2012-06-05 17:22:36 | 舞台・ウラ話

前回は、なんか、楽屋の話を延々語ってしまいました。

だけど、それすら最後までいきませんでしたねぇ。
なので、今日はタイトルも短めにして(関係ないだろ?それ)、
もう少し進めたいと思います。


要するに、

誰でも、<より広く、より舞台に近い>
楽屋に入りたい状況の中で、

微妙な広さの部屋が複数・・・、それもひとつは階段上、
みたいな楽屋だと、ややこしいんですね。


だいたい、普通は男女の人数が近いし、

「えーー? そっちが階段上に行ってくれてもいいでしょー?」
「だけど、オレたちの方が、出たり入ったりが激しいんだぜ」
「でも、こっちは衣装が長かったりするし」
「早替えは、男の方が多いはずだよ」

などと、お互いに権利の主張を始めるわけです。

「上の楽屋の方が、広いからいいじゃない」
「女の方が衣装も多いし、上の方が使いやすいんじゃないの?」
「冷蔵庫があるのも、上だけよ」
「鏡が大きいから、女性にはいいんじゃない?」

などなど。
いろいろと、手を変え品を変え、押したり引いたり(笑)



芝居の世界にレディファーストはありません。
男女一切、関係なしです。

でもね、

まず10回のうち、8から9回まで、

女が勝ちます(笑)

男が女に譲って、というのではありません。

女がしつこくて、うるさくて、絶対に引かないから。

時には、最初に制作さんが決めた楽屋割りを、
文句言って、ひっくり返すことだってあります。


でもね、どの楽屋を使うか、
また、楽屋が使いやすいか否か、っていうのは、
本番に大きな影響があるんです。

たとえば、楽屋での個々の場所。

どんなときも、すべてに優先されるのが、
早替え、つまり、早い着替えのある人。

場合によっては、舞台袖に早替えスペースを作ったりしますが、
それがない場合は、
飛び込んできて、ワッと着替えられるところに、
その人の場所(鏡前)を作ります。

着物を着る人も、
姿見(全身が見える細長い鏡)に近い所に決めます。
(今回は私、鏡なしで着ましたが)


あとは、やっぱりキャリア順。

劇団の場合は厳然とありますが、
ほとんどが客演のカンパニーだと、
結局、トシの順みたいな感じになりますね。

だから私はいつも上座になります。
別にうれしくも何ともにゃい 
だけど、そういうことだから、仕方にゃい 


・・・と、また話がそれていく・・・。

というか、とっちらかり始めてる 


うわぁ・・・、
みごとに本題にも入れぬまま、

2度目の<つづく>でございます~。ははは。

あしからず~~~。


   <つづく>






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