一気に話がぶっ飛んだ、台本の変更で、
さあ頑張るぞ、というときに、
そこで、別の問題が出てきました。
最初の「プリティプリンセス」から次の「宴」へ。
出演者が、かなりカブっているんですね~。
「プリプリ」では、
それぞれの役に合わせた日常の洋服です。
・・・で暗転になって、
次に明るくなった時には、
場末のスナックのホステスになってなきゃいけない。
暗転で移動するだけでも時間を食うのに、
転換の時間はギリギリ2分。
着替えに使えるのは、正味1分ちょっと。
衣装のみならず、靴もアクセサリーも、
人によっては髪まで変えなきゃならない。
この着替えが、
<どうしても間に合わない!>
人が出てきたのです。
まぁ普通なら、とっくに衣装合わせも済んで、
早替えその他の対処も決まっている時期ですけど、
事情が事情ですからね。
やっと衣装が決まった、といったところで、
その次のところまでは、
まだ詰めていなかったんです。
まず一番大変なのが、プーコ役の仲さん。
玉の輿の奥様っぽい上品なワンピースから、
露出度の高い、ホステス衣裳へ。
もちろん、手の空いている人が1人、
手伝いにつくんですが、それでもほとんど不可能な状態。
ちゃこ役からホステス絹子役への足立さんも、もうギリギリ。
一瞬のトラブルで間に合わなくなるという、ヒヤヒヤ状態。
ブキミな息子役の友松くんも、
すぐにスナックのチーフに変身せねばならず、
かなり厳しい状態です。
そこで、また台本に手が入りました。
すでに劇場に入って、明日が初日というとき、
稽古中に、演出の大浜さんが、
また新たなプランを提示したんです。
早替えも余裕ができて、
なおかつ、もうひとつ笑いのネタが増えるという、
すばらしいプランを。
もうみんな、大笑いをしつつ、拍手かっさい。
そうかっ、こんな手があったんだ!
ブラボー!
(つづく)
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