望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

とりあえず、楽屋の裏のウラ話・その7

2012-06-11 22:42:29 | 舞台・ウラ話

女子楽屋にいないことで、
1人存在が希薄になったら、
私だけ浮いちゃったらどうしよう・・・。

仕方ないと思いながら、
それは真面目に心配だったし、寂しくもありました。


でも! 

でも!

ぜーんぜん、関係ありませんでしたーー!
ははははは。


本番中、一度だけ、
女子楽屋のある上手側にハケることがあるんですが、


そのときに一瞬、のぞく女子楽屋は・・・、

会話もほとんどなく(舞台に筒抜けですしね)、
みんな、必死で、黙々と、次の準備を進めて、

早替えの人は、入り口近くで無言で衣装を脱ぎ散らかし、
がっと次の衣装をまとって出て行き、

小声で一瞬交わす会話は、
「さっき、走った?(早く喋りすぎた?)」
「いや、そんなことないと思う」
「あ、そう」

ほとんど事務連絡(笑)



実は、女子楽屋に別れを告げてから、
男性1人1人に、挨拶をしてまわったんです。

「男子楽屋に入ることにしました。 
 ご迷惑でしょうが、
 キタナイものはお見せしないのでご了承を」
 ・・・と。


「あー、そうですか」
と、サラッと受けてくれる人がいる中で、

約半数が、絶句しました(笑)


オバサン1人いるだけで、
裸にもなりにくいし、
男だけの話がしにくい、


・・・と、
きっと、そんなところだったと思います。


<うわ、ジャマやん!> 

・・・って(笑)



でもね、本番が開けてみたらば、

女子と同じく、男子楽屋も、
会話するヒマなんてありませんでした~。


着替えだって、誰がどこで何してるかなんて、
そんなもん、興味もなけりゃ、見るヒマもない!

女子も男子も、最初から最後まで、
ただひたすら走り続けた公演でありました(しみじみ)。


これが、もっとのんびりした楽屋だったら、
かなりお互いにきつかっただろうなぁ。

あ、いや、のんびりしてたら、
別に男子楽屋には行かなかったわ。



私の役者人生初の、男子楽屋体験。
最終的に、思ったことはひとつ。


やっぱり、いい意味でも、悪い意味でも、
トシをとってるから、できたんだなぁ・・・。


あ、そういえば、私が休んだ稽古のとき、
私の代役は、いつも男性だったらしいし。


なんというのか・・・、

そろそろ性別が薄れてきたのか・・・?



ははははは・・・(微妙に虚しい笑い)






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