地獄のような早替えを、演出のアイデアで乗り越えつつ、
バタバタの舞台裏で、2話目の「宴」が始まります。
そんな中で、当の私は、といいますと・・・、
私は、「プリプリ」では、地味な普段の着物(姑)、
「宴」では、派手なお座敷用の着物(スナックのママ)
と、着物から着物への替えでした。
役者の友人が「あの着物の早替え、すごかったですね~」
と褒めてくれましたが、
私が着替えに使える時間は3分程度。
特殊に作った早替え用の着物ならともかく、
普通の着物を、ホントにその時間で全部着替えられたら、
そりゃぁ、すごいと思います。
でも、普段の着替えですら、人より遅い、トロい私が、
そんなことできると思います?
あれはね、
・・・着物を重ねて着てたんです。
まず「宴」のママの着物を着て、帯も結ぶ。
忘れるのが心配なので、
小道具の携帯まで帯に挟んで、
即、舞台に出られるように仕上げたところで、
そこから、もう1枚、
姑の着物を着込みました。
もう暑いっ、暑いっ、暑いっ!
その上、帯を2本締めているので、
ウエストが曲がらない。
下にものを落としても拾えない!
ほとんど「スターウォーズ」のR2-D2(笑)
でも、そんなに着込んでも、
それほどブザマに見えないというのが、
着物のいいところなんでしょうね。
ただ、ここに至って、
男子楽屋の住人であるデメリットに気がつきました。
姿見がないんです!
楽屋のウラ話にも書いたように、
着物の着付けに、姿見は必需品なんですが、
男子楽屋にはなかったんですね。
といっても、私だけのために、
女子楽屋からブン取ってくるワケにはいきません。
意外なところで足をすくわれた感がありましたが、
まぁ~ね~、やりゃぁできるもんです(笑)
それよりも、袖を動かすたびに、
下に着ているピンクの袖が出てきちゃって、
これはかなり往生しました。
(ん? 往生するって、イマドキ言わない?)
なもので、中の袖を奥に突っ込んで、
かなり不自然な袖の押さえ方をしていたんですが、
ま、わかんないものですね。
・・・と、
1話目の、あっという間に終わる短いコメディにも、
こんなにイロイロなドタバタ変遷がありました。
あのね、コメディってね、
役者に不思議な心理状態を引き起こすんです。
ちょとしたハナシですけど、これをオマケにしちゃいます。
ということで、あと1日
(つづく)
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