今日は8月8日、名古屋の日です!今日何気なくカレンダーを見ながら、末広がりの「8」と「8」が並んで「何だかおめでたい感じがする。」と思っていたところ…先程ラジオを聞きながら仕事をしていましたら、「8月8日は名古屋の日です。」と流れてきたのでびっくりしました。そういえば、名古屋市のマークは(市章とでもいうのかしら?)丸の中に八、名古屋に住んでいると、何かとこのマークを目にする機会があります。さて、おめでたい(?)話は置いておいて…
新着のレースをUPしました!今回はヴェネチアンやポワン・ド・フランス、アルジャンタンなどの古いレースが、他にはブリュッセルレースのラペットや素材としてお使いいただけそうなカフスやボーダー、ホワイトワークやカットワークのボーダーなどなど、どうぞゆっくりご覧下さい。今回UPしたアイテムは今週西武池袋本店で開催される「暮らしの中の骨董マーケット」会場でもご覧いただくことが出来ます。
こうしてヴェネチアンレースとポワン・ド・フランスを並べると、レースの変遷が分かって面白いですね。上がヴェネチアンレース、下がポワン・ド・フランスです。ヴェネチアンレースがヨーロッパ中を席巻したために、フランスでそれに対抗するために考案されたのがポワン・ド・フランスです。ヴェネチアンの素朴で繊細な古いレースの雰囲気も素晴らしいのですが、それがフランスで洗練されたポワン・ド・フランスへと変化していった様子が分かって興味深いです。
両縁の始末がされたアルジャンタンのボーダーです。お花も模様が何気ない感じなのですが、よくよく見るとお花は四種類、途中で向きが変わったりして、「繰り返し」の柄ではないのです。19世紀の美しく華麗なレースはもちろん素敵ですが、それ以前のレースの面白さも是非味わっていただきたいです。ヴェネチアンにしてもポワン・ド・フランスにしても、そしてこのアルジャンタンにしても、最近では探すのがとても難しいので、古いレースを見かけると「買いだ!!」と思ってしまいます。
比較的手頃なアイテム、ブリュッセルのラペットです。「手頃」というのは、実際にタイのように首に巻いて気軽にお使いいただけるから。ラペットは元々髪の毛の後に垂らすレース飾り、ホームページにもリンクしておきましたが、この画像から実際にどのように使われたかが分って面白いです、ちなみにこの画像はヴェルサイユ宮殿のトリアノン博物館にある「皇帝フランツ一世と女帝マリア・テレジアとその子供達」(1756年)の部分です。
カフスにしておくのがもったいないほどの細工!ポワンドガーズの中でも薔薇の花びらがポケットになったポワンドローズ、ニードルの細工も秀逸なレースです。
元々はクッションカバーですが、こうして広げてみると綺麗!下に敷いてテーブルマットのようにお使いいただくのもおすすめです。周囲の二重になったフリルが豪華で、ノルマンディーレースの複雑な組み合わせ、繊細な手刺繍のパーツも素敵です。
実際に履いて楽しんでいただけるペチコートです。しっかりした生地なので、透けることもなく普段から着用いただけます。ウエスト周りはすっきり見えて、三段になった裾のレイヤーがエレガント。カットワークの可愛いお花模様も特徴です。