あんみつとシナモン

ハイキング・山散歩・観光旅行・
美味しい店・美術鑑賞・等々
おすすめしたい事だけを
載せています。

埼玉県の嵐山渓谷に行こう!

2019年12月07日 | 散策

11月下旬、
埼玉県比企郡の嵐山渓谷
紅葉を見に行ってきました。

東武東上線武蔵嵐山駅から
バスで行くのですが、
バス便が少ないので
歩いていくことにしました。

徒歩約40分です。





丁度見頃だったかも。
渓谷が赤や黄金色に
色づいていました。





清流・槻川の飛び石
川の中に沈んだまま・・
台風19号の影響で河川増水。
いまだに向こう岸に
渡ることができません。





ここ嵐山渓谷
嵐山町の宝として
町民に親しまれています。

昭和初期、
林学博士の本多静六氏が
京都の嵐山に似ている
言ったことから
町名に採用されたそうです。





美しく紅葉する
コナラ・クヌギ・モミジ、
そして清らかな槻川。
渓谷の上に展望台
見えます。
あそこまで行きましょう。





渓谷の上に来ました。

昭和初期、ここには
料亭旅館松月楼がありました。
いまは、ログハウス風で
立派な造りの展望台になっています。

展望台からは
美しい渓谷
眺められます。

紅葉の中の遊歩道を歩いて
与謝野晶子歌碑などを
見てから武蔵嵐山駅
戻りましょう。







武蔵国分寺周辺の史跡を巡ろう!

2019年09月24日 | 散策


JR西国分寺駅から
散策スタートです。





駅から約10分歩くと
小さな公園の中に
縄文時代の竪穴住居跡が
ありました。
武蔵台遺跡です。
都営府中武蔵台2丁目のアパートを
建設する前に発掘調査があり
多くの住宅跡や土器・石器が
発見されました。





地面を掘り込み
床に川原石を
平に敷いています。
円形部分の中央には
炉が作られています。





この遺跡の近くには
約80軒ほどの
住居あとが発見されています。
4,000年前もこの辺は
住宅地だったのですね。





上記の場所から5分ほどで
国分寺市立歴史公園
武蔵国分尼寺跡です。





天平13年(741)に聖武天皇が
鎮護国家祈願の為
諸国に国分寺尼寺
建設するように命じたのです。
その武蔵国の尼寺跡です。





主要伽藍の規模、基礎が
分かるように復元図あり。

掘立柱塀の一部復元や
東門、中門の位置表示も
わかりやすいです。





調査時に出土したチャート石。
尼寺の金堂など主要建物の
礎石に用いられと考えられます。
大きな石は約700キログラムもあり
奥多摩で採取し運搬されたのです。





上記の場所から3分で
国分寺市立四中の一角に
国分寺市文化財資料展示室
建物があります。
無料なので覗いてみましょう。





四中校内から武蔵国分寺
修理する為の施設、
鍛冶工房跡が出てきました。
ここから出土した
瓦、土器、鉄製品など中心に
展示してます。





国分寺尼寺跡
整備事業の紹介映像や、
東山道、東海道諸国の古瓦も
展示しています。





上記の場所から10分ほどで
武蔵国分寺跡に来ました。

都に通じる武蔵路、
広大な敷地、豊かな湧水、
などの好条件で
現在の西元町が選ばれ
天平13年(741)
武蔵国分が建設されました。

武蔵国分寺の境内は
東西1.5km、南北1kmの
広さがあり、ここには
金堂・講堂・経蔵・鐘楼・
僧坊・七重塔・築地塀・
中門・南門がありましたが
鎌倉時代「分倍河原の戦い」で
焼失しました。





上記の場所から7分位。
国分寺仁王門に来ました。

ここは国分寺境内になります。
宝暦年間(1751~1764)に
建設されました。
門の左右には、作者不明の
仁王像が安置されています。





仁王門から階段を登ると
建っているのが
国分寺薬師堂
ここも国分寺境内です。
建武2年(1335)
新田義貞が寄進したもの。
堂内には重要文化財の
木造薬師如来座像が安置
されています。





薬師堂からすぐの
都立武蔵国分寺公園です。





公園内。
広さ約11万平方メートル
一周500mの円形芝生広場を中心に
サクラ・ケヤキ・イチョウなどの巨木、
滝、池、噴水が配置されています。
池のまわりには延長33m巾3mの
藤棚やノウゼンカズラの棚がありました。
開花の時期にまた来てみたいですね。





公園から徒歩5分で
真姿の池湧水群
私は何度来たことでしょう。
この付近に来ると
ホッとしますね。
ここに来るといつも
地元の子供達が
水路の中に入って
ザリガニ採りに夢中です。
「幸せな子供達だな~」

国分寺市内の湧水は
野川の源流です。





水路からお鷹の道へ。
2~3分歩くと
おたかの道湧水園(100円)があります。

旧本多家住宅長屋門
通って園内に入ります。
本多家は代々国分寺村の
名主でした。





ケヤキなどの大木が
生い茂っている
おたかの道湧水園内。
奥にある建物が
武蔵国分寺跡資料館
ここに入ります。





見る・学ぶ・訪ねるを
コンセプトにしている
史跡武蔵国分寺跡
紹介する資料館です。

長年の発掘調査の成果を
出土した資料と共に
展示しています。





縄文時代の土偶も
展示してありました。




調査がすすむと
武蔵国分寺は全国に建てられた
国分寺の中でもっとも
大きいことがわかったのです。

これからも、
昔の人達の生活の跡が
残されているこの史跡
大事に保存してほしいものです。














埼玉県入間市でまちあるきをしよう!

2019年09月03日 | 散策

西武鉄道・入間市駅北口から
散策を始めます。




日本キリスト教団武蔵豊岡教会
W.M.ヴォーリズが設計。
大正12年に建てられた
木造建築教会。





當摩本店
狭山茶などを販売。

明治時代に建てられた
木造2階建の商家。
1階が店舗で畳敷き。
座売りという昔風の
販売スタイルが今も残る。





繁田本家長屋門
繁田家は江戸時代に
代々黒須村の名主役を
務めた豪農商。
江戸期後半に茶業や
味噌醤油醸造業を始めた。

江戸時代末の一揆による
切り傷が長屋門に残る。





旧黒須銀行
明治33年(1900年)に営業が
開始された銀行。
相互扶助を本旨とする経営で
渋沢栄一より「道徳銀行」の
名を与えられる。

現存する建物は、明治42年(1909年)に
建てられた土蔵造り2階建て。
当時のカウンターが残っている。
昭和35年まで埼玉銀行の
営業所として使用されていた。





《ネットからのいただき写真》
営業をしていた頃の黒須銀行





《ネットからのいただき写真》
内部を一般公開することあり。
詳しくは入間市教育委員会へ





裏道に残された木造住宅。



今回紹介した建物は
入間市駅からほぼ
徒歩15分内です。

他にも入間市には
歴史ある建物や史跡などが多く
興味は尽きない町です。







入間市の「旧石川組製糸西洋館」を見学しよう!

2019年09月02日 | 散策


西武池袋線の入間市駅北口から
徒歩7分、国登録有形文化財
旧石川組製糸西洋館があります。





旧石川組製糸西洋館(本館)
国道16号線沿いにあり
壁の煉瓦調タイルが
目を惹く西洋館
これほど立派な建物が
なぜ入間市にあるのか?





旧石川組製糸西洋館・間取り
本館部分のみ)





旧石川組製糸西洋館別館

本館別館内部・共に
CMやドラマにも
よく使われているようです。

西洋館石川組製糸
創業者石川幾太郎
外国商人を招く為に
建設した迎賓館です。
大正10年(1921年)棟上。


石川組製糸とは





玄関本館

当時の入間市の繊維業と
石川組の繁栄を知ることが
出来る歴史的遺産の
内部を見学しましょう。





食堂本館1階
格調高い照明、
創建当初の調度品、
大正時代へタイムスリップ。





応接室本館1階

天井は折上小組格天井。
絹の壁紙、当時のペルシャ絨毯。
来客を最高のおもてなしで迎えた。





客室本館1階





玄関ホールから
2階へ続く階段。
手すりや柱は1本の木を
削って造った。





2階ホール本館2階





大広間本館2階
舞踏会も行われたらしい。
赤い絨毯の下は
音が響かないようにコルク敷。
ステンドグラスが美しい。





東・西和室本館2階
二間続きの和室は外国の来客用。




当時の生糸は日本が海外に誇る
重要な商品でした。
商談の為外国商人が
ここを訪れた時には
会社の権威を示すため
贅を尽くした迎賓館
必要だったのです。

館内は戦後進駐軍に接収され
一部改造された箇所もある。
しかし、全体的に当時の様子を
良くとどめています。







宇都宮の大谷資料館に行こう!

2019年08月14日 | 散策

JR宇都宮駅から車で30分走ると、
大谷石の産地
大谷町に着きます。

ここでは大谷石
地下採掘場
一般公開しています。
大谷資料館といいます。





入口から続く階段を降りると
ほのかな灯りに照らされた
荘厳な空間が
目の前に広がりました。

まるで古代遺跡を
彷彿とさせるような空間です。





この地下坑内は、
大正8年(1919年)~
昭和61年(1986年)の間
大谷石が採掘されました。
広さは約20,000平方メートル
深さは地下約30mあります。
野球場がひとつ入る大きさです。
容積は約300,000平方メートル
約1,000万本の石が
切り出されたのです。





昭和54年(1979年)より
一般公開をしています。





大谷石とは?
栃木県宇都宮市
大谷町付近一帯から採れる
流紋岩質角礫凝灰岩の総称。





約1500万年前、日本列島の
大半が海中にあった頃
火山灰や軽石が堆積し
大谷石が誕生しました。





手掘り時代は
石の切り出しから仕上げまで
1日に加工できる本数は五十本。
一人当たり10本ほど。

石を1本掘るのに
4,000回もツルハシを
ふるったそうです。





機械掘りのあと。

昭和35年に採掘が
完全に機械化されました。

機械化以降は
一人当たり1日50本も
加工できるようになったのです。

壁についた縦の溝は
丸鋸式平場採掘機で
切り出したあとです。





近年、創造の空間として
注目を集めています。

展覧会、演奏会
映像の撮影など
文化芸術の発信地に
なりました。





地下神殿のような神秘的な
採掘場跡には
アーティストによるオブジェが
飾られていました。




巨大な地下空間は、
大谷の隆盛を支えた職人達の、
過酷な仕事現場でした。

それを今に伝える
検証の跡でもあると
感じました








最強のパワースポット「御岩神社」に行こう!

2019年08月10日 | 散策


JR日立駅よりバスで35分。
茨城県日立市にある
御岩(おいわ)神社に来ました。





創建は不明。
しかし、縄文晩期の
祭祀遺跡が発掘されたことで
古代より信仰の聖地で
あったらしい。





参道
188柱ものあまたの神々を祀る
国内屈指のパワースポット
日本の神様すべてが
ここにいらして
ここでお参りできるのか・・・。





楼門の右手に
ご神木の三本杉が立っています。
推定樹齢500年、幹周8.48m
樹高約50m。





楼門大仁王門





楼門の中、
下から見上げました。





境内のせせらぎの音で
心が洗われていくよう・・・。





うっそうとした杉並木。
空気が美味しい。










斎神社 回向殿





御岩神社
荘厳な拝殿です。

葵の紋が付いている理由。
ここは水戸藩の祈願所であり
藩主は代々参拝する習わし。
神社の維持管理も
水戸藩の務めだったのです。





今日はここまで。
参道を戻ります。

ここの杉並木は
空気が違う
とても神聖な気持ちになりました。



古代から信仰が続く
とても神秘的な聖域。

御岩神社拝殿から奥の森は、
御岩山(492m)の山頂に
続くハイキングコース。
片道約30分で登頂できるそうです。
次回は登ってみたい。







千駄ヶ谷の富士山に登ろう!

2019年07月04日 | 散策


今日は富士登山です。
JR千駄ヶ谷駅から徒歩5分の
富士山に登ります。





とは言っても
鳩森八幡神社境内にある
富士塚でした。





境内案内図

ここは都内に残る富士塚では
最古だそうです。
昔は富士山にはそう簡単に
行かれないし、登れない。

でも富士山は信仰したい。

それでミニチュア富士山
1789年(寛政元年)築造し
信仰の対象にしたのです。





登山ルートは3か所あるようです。
狛犬に守られているこの
鳥居から登るのが正統か?





円錐形に土を盛り上げ
頂上までの高さは約6m。

都内の富士塚の中では
お中道、名水、など
本物っぽく
配置しているようです。





登山道は自然岩を
使った階段です。

9合目あたりから
登り口を振り返る。
結構、高度感ありますね。





ここには名水もあり
洞窟に弥勒像が安置されてます。





山頂には本物の
富士山溶岩を配しています。





山頂の奥宮




タッタッと登れば
1~2分で登頂です。
でも不思議ですが
山頂近くに立つと
充実感ありますよ。
(パワースポットらしい)

6年位前に本物富士山
登った私が言うのですから
本当です







美瑛の「青い池」を見に行こう!

2019年06月27日 | 散策


JR美瑛駅から道北バスで20分。

2012年、アップル社iosの
壁紙に採用された
美瑛青い池 です。





2018年9月中旬の
午後14時です。

美瑛ブルーは朝がきれいだと
ネットにはありましたが
太陽の向きで言えば
午後のほうが写真は
写しやすいかな。





十勝岳の火山流災害を防ぐために
造られた堰堤、
そこに流れ込んだ美瑛川が
堰き止められてできた人造湖です。

湧水に含まれる水酸化アルミニウムが
川と混ざり、
太陽光が差し込んで
乱反射しているというのですが、
青くなる現象は
実ははっきりと解明されて
いないそうです。

でも、
偶然の産物でこんな人気の
観光地になりました。





水没したカラマツや白樺などの
樹木が立ち枯れし
幻想的な青い池でした。

いつもこの美しい
見られるとは限らないようです。
曇りの日、風がある日、大雨の後などは
単なる普通の「池じゃん」と
がっかりした知人を
知っております。




おまけ
ここまで来たら、
上富良野まで
ぜひ足を延ばして
日本画家の後藤澄男美術館
行ってみてほしい。
素晴らしい絵画に
感動します。







代々木上原の「東京ジャーミィ」に行こう!

2019年03月15日 | 散策


渋谷区の代々木上原駅から
徒歩5分の場所にあるのが
トルコ系のモスク
東京ジャーミィです。





このモスクの詳しい説明は
省きます。
ネットで沢山の皆さんが
詳しく説明していますので。





とりあえずはここは
駐日トルコ共和国大使館
所属ということだけは
お伝えしておきます。















トルコの民芸品の
美しいガラス瓶。





モスク内の天井

カリグラフィと
ステンドグラスの
美しさに圧倒される。





同上





同上





同上





モスク内の二階は女性専用
の礼拝場所





工芸品のように美しい
木の扉。





ミナレット(尖塔)















手の込んだ装飾の
木の扉





同上




見学する時は
入堂のルールを守って
静かに鑑賞させて
もらいましょう。







益子の古刹 西明寺に行こう!

2019年01月09日 | 散策


真岡鉄道の益子駅から
車で10分の場所に
行基が創立(737年)したとされている
古刹西明寺があります。





楼門は1492年創立。
入母屋造りで藁葺の屋根。
(重要文化財)

荘厳な造りで重厚感が
あります。





静かで落ち着いた境内に建つ
風格ある本堂(重要文化財)





本堂の外縁の角に
置かれていた木造の
おびんずる様
ほのぼのとしたお顔。





1538年建立の三重塔
屋根が珍しい銅板葺。
(重要文化財)
凛とした境内の中、
その佇まいに圧倒されます。





閻魔堂
このお堂の中に
笑い閻魔様
いらっしゃった。
この地域では有名だそうです。





風情ある藁葺屋根は
太子堂





本堂の裏に周ると
お地蔵様が横を向いて
一列に並んで
いらっしゃいました。




西明寺益子周辺の
観光ガイドブックに
載ってないことが多いです。

地味で大したことがないのか、と
思っていたら大間違い。

歴史ある建物は見ごたえがあり
参拝すると、
気持ちも清々しくなる
古刹でした。